新潟の野鳥・フィールドノート

新潟で観察した野鳥を写真で紹介します.野鳥の日常生活に光を当てられたらいいなーと思っています.

冬の小鳥 ミヤマホオジロ・カシラダカ

2016-01-07 10:19:35 | ホオジロ科
 ミヤマホオジロ 学名・Emberiza elegans 英名・Yellow-throated Bunting
 カシラダカ   学名・Emberiza rustica 英名・Rustic Bunting

 この冬は,小鳥たちと出逢う機会が少ない.海岸の松林でも,田圃の脇の草地でも,寂しいくらい姿を見せてくれない.

 年が明けた1月4日,小鳥たちとの出逢いを求めて海岸の松林へ.遇えたのは,ミヤマホオジロの小群と1羽のカシラダカでした.アトリ,マヒワ,ベニマシコ,シメ,アオジなど,この時期の常連たちは顔を出してくれませんでした.

ミヤマホオジロ
撮影日時 2016.01.04 撮影場所 新潟県新潟市


ミヤマホオジロ
撮影日時 2016.01.04 撮影場所 新潟県新潟市


ミヤマホオジロ
撮影日時 2016.01.04 撮影場所 新潟県新潟市


ミヤマホオジロ
撮影日時 2016.01.04 撮影場所 新潟県新潟市


カシラダカ
撮影日時 2016.01.04 撮影場所 新潟県新潟市


カシラダカ
撮影日時 2016.01.04 撮影場所 新潟県新潟市

新潟の野鳥 コバシチドリ

2016-01-06 18:06:25 | チドリ科
 コバシチドリ 学名・Charadrius morinellus 英名・Eurasian Dotterel
 
 過去に観察・撮影した野鳥を紹介する「新潟の野鳥」シリーズです.今回は,希な旅鳥のコバシチドリ・幼鳥です.

 2013年秋,シギ・チドリ類の撮影をしている僕の背後から声をかけてきた人がいました.「何を撮っているのですか?」.振り返るとアルバトロスさんでした.そして,「こんなところにいる場合ではないですよ.コバシチドリが出ているのを知っていますか?」と言うではないですか.神様,仏様のアルバトロスさんは,親切・丁寧に出現場所を教えてくれたのでした.その後のことはよく覚えていません.後先も考えず,ただコバシチドリ見たさの僕は,電車に飛び乗ったのでした.そして,生まれてはじめてのコバシチドリ,生涯最後となるかもしれないコバシチドリと逢うことができたのでした.

 遥か昔,頭に鉢巻をしたチドリの噂を聞いたことがありました.たぶん,それが新潟県ではじめてのコバシチドリの記録だと思います.それ以降,いつか遇えると思い続けてきたコバシチドリは,やはり,頭に鉢巻を締めていたのでした.

 砂浜で腹ばいになり,レンズを向ける僕の目の前を走り抜けていったコバシチドリ.一瞬の,まさに夢のような思い出です.

コバシチドリ 幼鳥.
撮影日時 2013.09.29 撮影場所 新潟県長岡市


コバシチドリ 幼鳥.
撮影日時 2013.09.29 撮影場所 新潟県長岡市


コバシチドリ 幼鳥.
撮影日時 2013.10.04 撮影場所 新潟県長岡市


コバシチドリ 幼鳥.
撮影日時 2013.10.04 撮影場所 新潟県長岡市


コバシチドリ 幼鳥.
撮影日時 2013.10.04 撮影場所 新潟県長岡市


コバシチドリ 幼鳥.
撮影日時 2013.10.04 撮影場所 新潟県長岡市

ミコアイサ 雄・雌・幼鳥

2016-01-05 06:24:21 | カモ科
 ミコアイサ 学名・Mergellus albellus 英名・Smew

 ミコアイサは,潜水が得意なカモです.体が小さめで,可愛らしいです.新潟の観察地としては,新潟市西区の佐潟がお勧めです.根気よく観察すると,間近で水の中に潜る姿を見ることもできます.雄,雌,幼鳥の識別に挑戦してみてはいかがですか.

ミコアイサ 雄.
撮影日時 2015.12.14 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


ミコアイサ 雌.
撮影日時 2015.12.14 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


ミコアイサ 雌.
撮影日時 2015.12.14 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


ミコアイサ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.14 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟


ミコアイサ 幼鳥.
撮影日時 2015.12.14 撮影場所 新潟県新潟市・佐潟



コクマルガラス 腹の白いカラス

2016-01-04 17:11:08 | カラス科
 コクマルガラス 学名・Corvus dauuricus 英名・Daurian Jackdaw

 昨年の暮れ,水田で採餌するミヤマガラスの群れを追いかけていました.群れは,時々飛び立ち,電線などで休息します.群れが移動するとき,「キョン・キョン」という鳴き声が聞こえました.コクマルガラスが混じっているようです.追いかけいくと,ミヤマガラスの群れは大きなケヤキの木にとまりました.特徴的な「キョン・キョン」「キュッ・キュッ」の鳴き声を頼りに探します.ようやく,ミヤマガラスよりも小さく,後頚と腹の白いコクマルガラスの成鳥3羽と全体が黒い幼鳥2羽を探し出すことができました.

コクマルガラスは,いつもミヤマガラスの群れとともに行動しています.しかし,ミヤマガラスの群れと完全に同化していません.彼らは,ミヤマガラスの群れの中に,小さなコクマルガラスの群れを作っているようなのです.そして,鳴き合ってコミュニケーションを深めているようです.日本の中の外国人居住地のような感じなのでしょうか?

コクマルガラス 成鳥
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


コクマルガラス 成鳥
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


コクマルガラス 成鳥
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


コクマルガラス 成鳥と幼鳥
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


コクマルガラス 成鳥
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市



ミヤマガラス 友達それとも恋人

2016-01-03 08:45:33 | カラス科
 ミヤマガラス 学名・Corvus frugilegus 英名・Rook

 電線にズラリと並ぶミヤマガラスの群れ.一斉に飛び立った後に,残った2羽の仲がなんとも睦まじい.1羽が相手の頭,首,目の周りを丁寧に羽繕いしています.羽繕いされているほうは,完全に心を許してなすがままです.この羽繕いは,観察を始めてから5分間も続きました.最後は,羽繕いをしていたミヤマガラスが相手を残して飛び立っていきました.

 この2羽の関係は,いったいどうなのでしょう.仲のよい友達,それとも恋人? ミヤマガラスは,雌雄が同色で外見からは見分けが付きません.ましてや,1羽1羽を見分けるなど神の領域としか考えられません.ミヤマガラスは,昼は数百羽の群れで行動し,夜は数千羽の大群でねぐら入りします.はたして,互いに相手を個別に認識し,友達,恋人,番(つがい),親子,兄弟の関係が成り立っているのでしょうか? 2羽の羽繕いを見た限り,彼らは友達または恋人なのだろうと信じたくなりました. 

ミヤマガラス
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


ミヤマガラス
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


ミヤマガラス
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


ミヤマガラス
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


ミヤマガラス
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


ミヤマガラス
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市


ミヤマガラス
撮影日時 2015.12.24 撮影場所 新潟県新潟市

頭を掻く野鳥たち トウネン・ツバメなど

2016-01-02 09:59:33 | 頭掻き
 「頭を掻く野鳥たち」の第2弾です.

 今朝は,朝から雨模様です.新潟の冬は,青空を見る日が少ないので,ブログも冬眠状態に陥ってしまいそうです.過去に観察,撮影した野鳥の登場が多くなりますが,「頭を掻く野鳥たち」をはじめ色々な企画を考えますので,ご容赦ください.

 野鳥が頭を掻く仕草には,直接的に足で頭を掻く「直接頭掻き」と,翼越しに足を伸ばして頭を掻く「間接頭掻き」の二つの方法があります.今回,紹介するのはトウネン,ツバメ,タカブシギ,ホシハジロ,ハシブトガラスなど11種です.彼らは,どのような方法で頭を掻いているでしょうか?

トウネン
撮影日時 2014.08.05 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ 幼鳥
撮影日時 2014.08.29 撮影場所 新潟県新潟市


ツバメ 成鳥
撮影日時 2014.08.29 撮影場所 新潟県新潟市


タカブシギ 幼鳥
撮影日時 2014.09.01 撮影日時 新潟県新潟市


エリマキシギ 幼鳥
撮影日時 2014.09.02 撮影場所 新潟県新潟市


キリアイ 幼鳥
撮影日時 2014.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 幼鳥
撮影日時 2014.09.14 撮影場所 新潟県新潟市


ミユビシギ 幼鳥
撮影日時 2014.09.14 撮影場所 新潟県新潟市


ホウロクシギ 幼鳥
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


ホウロクシギ 幼鳥
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


ホウロクシギ 幼鳥
撮影日時 2014.09.22 撮影場所 新潟県新潟市


ホシハジロ 雄
撮影日時 2014.11.06 撮影場所 新潟県新潟市


カルガモ
撮影日時 2014.11.11 撮影場所 新潟県新潟市


コクガン 幼鳥
撮影日時 2014.11.21 撮影場所 新潟県新潟市


ハシブトガラス
撮影日時 2014.12.07 撮影場所 新潟県新



頭を掻く野鳥たち

2016-01-01 09:27:11 | 頭掻き
 2016年初頭の投稿は,「頭を掻く野鳥たち」です.すでにご覧いただいた画像も混じりますが,野鳥たちの可愛らしい仕草をご紹介できたらと思います.この企画を思いついたとき,もっと多くの鳥たちを登場させることができると考えていたのですが,甘かったようです.如何に,真剣に観察していなかったかを思い知らされました.今年は,もっともっと,野鳥たちの日常,普段の姿に光を当てられるよう勤めたいと思います.遅くなりましたが,新年明けましておめでとうございます.今年もよろしくお願いいたします.

ハジロカイツブリ
撮影日時 2015,02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ハジロカイツブリ
撮影日時 2015,02.02 撮影場所 新潟県新潟市


ヒバリ
撮影日時 2015.04,25 撮影場所 新潟県新潟市


セイタカシギ
撮影日時 2015.05.05 撮影場所 新潟県新発田市


サンコウチョウ
撮影日時 2015.05.30 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


オグロシギ
撮影日時 2015.09.14 撮影場所 新潟県新潟市


エリマキシギ
撮影日時 2015.09.08 撮影場所 新潟県新潟市


オオソリハシシギ
撮影日時 2015.09.20 撮影場所 新潟県新潟市


オオソリハシシギ
撮影日時 2015.09.20 撮影場所 新潟県新潟市