Mark Twain,古沢 安二郎 | |
新潮社 |
今日から、久しぶりの仕事再開。
毎年、復帰1日目は緊張するのだが、今年は夏休みずっと勉強していたので、すんなり復帰できた。
6時50分家を出発して、FMのターミナルチャレンジが流れる頃に、たどり着いておきたい場所がある。
そういう意味で、routine男の僕には毎朝のラジオが欠かせない。
学校に7時40分に到着。
朝から、いろいろとしているうちに頭が回転し始める。
朝からの3時間連続の課外授業が強制的に僕を社会復帰させてくれた。
昼からは、文化祭の準備やら教科会などがあり、あっという間の1日だった。
業務終了時間になったが、残ってお勉強。
東京での経験が僕のやる気と集中力を高めてくれたに違いない。
今夜は夕食を食べてから、短編小説を1つ。
マーク・トウェイン「私の懐中時計」
何度か時間をかけて読んでみるが、真意がわからない。
主人公がちょっとだけ時間のずれた懐中時計をいろんな時計屋さんに直してもらうが、必ずどこか欠点があり、もしくはもっとひどくなったりして、元々の時計の値段の10倍から20倍のお金を支払うことになり、最後は主人公がそれを叩き割るという内容だ。
人間には途中で引くに引けない頑固さがあるといいたいのか、それとも人を頼りにしても、大体において人はいい加減なものだといいたいのかわからなかったが、気持ちは何となくわかる。
主人公の叔父の「良馬は一度逃げ出したらもう良馬でなくなる。」という言葉があるように、大切な懐中時計を人に託した時点で、その価値は失われてしまったと言いたかったのかもしれない。
それでも人には未練があり、それを断ち切るのに時間と金をかけたのだろうと考える。それもあくまで推測であるが…
さてさて、文学に凝り始めた僕である。