コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

全日本大学駅伝は神大20年ぶり優勝。

2017-11-05 22:57:16 | スポーツ
今日は朝から恒例の全日本大学駅伝を見ていました。(昨日の疲労があって休養していたって事もあるんですが)
熱田神宮・伊勢神宮間の駅伝ですので知っている道が舞台ですので沿道の映像も楽しみの一つではあります。

さて今大会の注目は王者青学に対して出雲で優勝した東海大がどう戦うのか注目でした。
解説の方々は神奈川大がアンカーに鈴木健吾選手と言うスーパーランナーを持っているので彼にどの位置でつなぐかが注目と言っていました。鈴木健吾選手今年の箱根で2区の区間賞を取った選手だそうです。

さて1区は学連選抜の創価大の留学生ムイルが揺さぶりをかけて選手が次々に脱落して行きます。
優勝候補の青学の中村は大きく遅れ始めます。次にこちらも優勝候補の東海大鬼塚も遅れ始めました。
結局、揺さぶりを振り切った東洋の相沢がラストスパートで区間賞、僅差で駒大、早大、神大、中央学院大の順で2区に繋ぎました。東海大8位、青学10位という結果でした。

2区は東洋、駒大の先頭争いでしたが東洋の渡邊が振り切り先頭で繋ぎました。
青学の田村は区間賞の走りで6位に上がり、東海大も5位に順位を上げました。

3区は東洋の西山が抜け出して快走2位に上がった東海大に31秒差で襷を繋ぎます。東海大も5位から館澤の区間賞の快走で2位に躍進、青学も5位に順位を上げました。

4区は東洋が独走態勢2位以下が順位争いをするのをしり目に、余裕のレース展開。
2位の東海は変わりませんが3位に青学が上がって来ました。

5区は東洋の独走に陰りが、2位グループの青学、東海大、神大の中から神大の越川が抜け出して東洋を11秒差まで追い詰めます。3位東海大は1位と20秒差まで詰めました。
青学はこの区間にエース下田(沼津加藤学園出身)を起用しましたがケガの影響か失速して4位での襷渡しでした。

6区、独走の東洋に神大、東海大が追いつき二人が東洋を抜いて並走、東洋は青学にも抜かれて4位に後退します。
結局東海大の國行がラストスパートで1位でアンカーに繋ぎました。神大も1秒差で2位、3位の青学は約1分離されました。

7区、東海大と神大のデットヒートは続きます。7キロ過ぎに東海大三上がスパートします。アンカーに神大は絶対的なエースを控えているだけに東海大は差を広げておきたいところです。
東海大は17秒差でアンカーに繋ぎます。神大は決定的に離されないままアンカーの鈴木健吾に襷渡しで来た事が大きい。

8区アンカー区間、神大鈴木健吾は3.2キロで先頭に立つと東海大との差を見る見るうちに離して独走。
完全に優勝を手中にします。
結局このまま神大がゴールして20年ぶりの優勝。
2位は東海大3位は青学の優勝候補2校が入りました。

神大のこの大会における戦術素晴らしかったです。エース鈴木健吾に繋げるための意思統一が素晴らしかったです。
前年優勝の青学は戦力が万全ではなかったのが残念だったと思います。エース下田をエース区間で使えなかった事が不運でした。
東海大も実力は申し分なく発揮していたと思います。悔しいレースだったと思いますが箱根でリベンジして欲しいと思います。

大会後神大の大後監督が胴上げを辞退したそうです。近くに東海大の選手もいるので配慮してスポーツマンシップに反するという事で拒否しました。(箱根で総合優勝した際は胴上げを解禁するという事です)
大後監督なかなか冷静ですね。

さて、残すは1月2日3日の箱根駅伝です。大学ランナー憧れの大会で、箱根を走る為に苦しい練習に耐えて来たと言っても過言ではない重要な大会です。
今日の全日本より1人当たりの距離は長くなります。戦い方も変わって来ます。
今日悔しい思いをした東海大や青学、更には東洋、駒大他出場する大学はリベンジを狙っていますし、今日出場しなかった大学も本番に向けてコンディションを整えていると思います。
箱根でも感動のレースを見せて下さい。

最後に、神大の選手とスタッフそしてOBの皆さん優勝おめでとうございます!!