私的海潮音 英米詩訳選

数年ぶりにブログを再開いたします。主に英詩翻訳、ときどき雑感など。

頌歌 ―不死なる幼きころに 第九連①

2014-01-16 16:41:32 | 英詩・訳の途中経過
Ode:
Intimations of Immortality from Recollections of Early Childhood

William Wordsworth

IX [ll.130-136]


O joy! that in our embers
Is something that doth live,
That nature yet remembers
What was so fugitive!
The thought of our past years in me doth breed
Perpetual benediction: not indeed
For that which is most worthy to be blest―


頌歌 ―不死なる幼きころに

ウィリアム・ワーズワース

IX[130-136行目]

よろこびよ 吾らの名残りの焔のうちで
活けるよろこび在ればこそ
この世は移ろうものごとを
未だ忘れずとどめおく
過ぎた年日を思いいるこころが吾のみのうちに
生せる尽きせぬ幸よりも
ことほがれるにあたいする 何かがあろうはずもなく―



 ※七行のみ何とか訳せました。だんだん自転車操業になってきました……。130行目「焔」は「ヒ」、135行目「生せる」は「ナセル」とお読みください。


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