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2023-08-16 | Weblog

 終戦記念日

 8月15日の終戦記念日を前にテレビや新聞は戦争に関する番組や記事が多くなります。8月13日、NHKBS1スペシャルは「戦禍のなかの僧侶たち~浄土真宗本願寺派と戦争~」でした。
 『敵の捕りょになるまいと思って腹を切って死んで呉れたか でかしたぞ それでこそ 日本男児だ 帝国の軍人だ からだは国家にさゝげもの 大和桜の花と散る』戦争中に門信徒に向けた法話です。
法話の記録を見つけた現在の住職は「祖父が生々しくこういうことをいってたのは やっぱりショックでしたね」と話しています。
 日中戦争から太平洋戦争にかけて国民が動員される中、仏教界も戦時体制に組み込まれていきます。僧侶も兵士、従軍僧として徴用され、不殺生、兵戈無用《ひょうがむよう》(争いはならない)を説いていた僧が戦争美化に傾き、戦争は日本のためになると説くことになりました。
 浄土真宗本願寺派では、こうした事実を振り返り、戦争に積極的に協力していった過去の事実を慚愧し、2004年、戦時中に寺院や門信徒にだされた戦争協力に関する消息(門主からの手紙)をよりどころにしないと通達を出しました。
 また13日の朝日新聞によりますと浄土宗では日中戦争や太平洋戦争における宗門の戦争協力をまとめた報告書を公表したそうです。


 
この経緯については昨年12月10日NHK「こころの時代~僧侶たちの戦争」において放送されました。
 太平洋戦争末期には資材不足の為お寺の鐘から仏像まで供出されることになります。仏像を人を殺す道具にする。送り出す住職や檀信徒の思いはいかばかりだったでしょう。
僧侶たちがなぜ戦場に向かったのか、浄土宗平和協会では全国のお寺に残る資料を集め調査してきました。
番組の最後に浄土宗平和協会理事長は「自身の生き方を考え、日々の生活と自分を大事にするところには殺生という考えは出てこない」と話されていました。

 話は変わりますが、14日から5回にわたりNHK BSプレミアム朝7時から「10人のお坊さん」が放送されています。仏教各宗派のお坊さんが10人、視聴者からの質問にわかりやすく答えます。
10人各様分かりやすくお話してくれます。
武運長久を説く説話と異なり、聞いているだけで世の平和を感じます。
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