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KTM、ゼロエミッション・モーターサイクルを発表

2008-11-03 12:32:32 | KTM FAN ROOM
(文化の日にふさわしいプレスインフォを抜粋してご紹介します
・・・とにかく軽そう!特にEDにとっては新境地となるような期待が?・・)



2008年10月20日、KTMは、電気モーター・スポーツエンデュー口・プロトタイプを発表。すでに走行可能なレベルにある同プロトタイプは、研究開発スペシャリストのアーセナルリサーチとの共同研究である。
ライティングプレジャーと持続的環境保全を両立させるゼロエミッション・モーターサイクルは 軽量性、スポーツ性、パワーのすべてを併せ持ち、 KTMの企業哲学を見事に満たしている。電気モーターを採用することにより、燃焼に由来する有害物質の排出がまったくなく、 ほほノイズの発生もない新たなモーターサイクルシステムを提案する。高度に統合化されたモーターの開発は、バッテリー、パワーエレクトロニクス、エレクトリックエンジンを、コンプリート駆動システムに昇華させた。そして企業メッセージである"Ready to Race″のスローガンに即して現在の全モデルと同様、最先端テクノロジーと製造技術が惜しみなく注がれるとともに、最高品質のパーツ/コンポーネントが採用されていく。

車両重量90kgのゼロエミッション・ プロトタイプは、ガソリンパワーのライトエンデュー口に匹敵するパフォーマンスを発揮する。軽量性のほか、電気モーター特有のトルク特性による動力性能をもつ。エグゾースト、燃料タンク、エアボックス、クラッチなど、お馴染みのコンポーネントは装着されていない。

電気モーターにおいては、アーセナルリサーチは、高効率、高性能、コンパクト、最軽量の各要件を満たす電気モーターを目指し 最新鋭のコンピュータテクノロジーを駆使してプロトタイプを開発し 技術的解釈の正当性の検証を重ね さらに、挙動シミュレーションのほか、機械・電気コンポーネントの特性や熟力学的特性の評価を通じて、理想的なコンセプトの確立を試みる。バッテリーマネージメントを含めたシステムインテグレーション、安全性の確立、動力性能、航続距離、パッケージング、 重量、コストといつた市場適合性関連項目も十分に意識しながら、推進中である。

ハラルド・プレッキンガー、KTMパワースポーツAG取締役
「KTMは、その革新性によって市場をリードすべき企業である。排ガスの心配がまったくないモーターサイクルの開発の成功は、未来のライティングプレジャーをもたらす可能性が秘められている。同時に、既存の法規制と摩擦を起こすことなく、交通環境に溶け込む可能性も秘めている。 本日はプロトタイプ第1号車のテストを実施し、アーセナルリサーチとの協力体制に大きなポテンシャルがあることが改めて確認された」

フランツ・ピルカー、モニタリング・エネルギー&エンジンテクノロジー、アーセナルリサーチ
「ハードウェア・プロトタイプを仮想現実シミュレーション環境にリンクさせると、実際のコンポーネントをテスト車両に組み込まなくても、任意にドライブサイクル・シミュレーションを実施することができる。このアプローチは、"ハードウェアーインーザーループ″と呼ばれており、時間とコストを大幅に削減しながら、モーター、エネルギー貯蔵システム、パワーエレクトロニクスなどの主要コンポーネントを最適化できる」

アンドレアス・ドーダ博士、オーストリ一連邦交通大臣
「オーストリ一連邦交通省の立場から言えば、代替駆動システムの研究開発とは、交通輸送と環境政策およびビジネスや産業推進政策の面から見て、同国自動車業界の競争力維持戦略の中核をなすプロジェクトであり、革新的な技術開発を通じて、有毒物質、 騒音、温室効果ガス排出を抑えることを意味する。車両テクノロジーのトレンドは、エンジンの電気化にあり、A3一テクノロジープログラムに基づいて、BMVITの支援の下で実施されるKTMとアーセナルリサーチによるKTMゼロエミッション・モーターサイクルの開発は、オーストリー 企業のエンジニアリング能力を示す好例となっている。戦略的および産業政策の両面から見ても、市場導入が大いに期待できるプロジェクトである」

*KT MパワースポーツAGについて
スポーツ主導型モーターサイクルの世界的主要メーカー。ダカールラリー7勝などこれまで150以上の世界選手権タイトルを獲得。コアオペレーションカンパニ一である「KTMスポーツモーターサイクルAG」は、レース仕様のオフロード/ストリートモーターサイクルを開発・製造している。また、「KTMスポーツカーG m b H」は、ライトウェイトスポーツカーとして知られるX-BDWを製作する。
KTMカンパニ一 グループは、1,930名の従業員を雇用し、2006/07年度には5億6,610万ユー口の売上を計上。 KTM製品は、25社の販売子会社を通じて、全世界の約1,40 0社の正規ディーラーからお客様に提供されている。

*アーセナルリサーチについて
アーセナルリサーチは、モビリティとエネルギー分野の研究開発を得意とする研究開発スペシャリスト集団。電子技術者、駆動テクノロジー/エンジニアリンク/物理学/ソフトウェアエンジニアリングのエキスパートら、25名の少数精観体制の下、業界内外のあらゆる分野に精通し、包括的な電子エンジンテクノロジーの研究開発・自動車テクノロジーに強みを持つ。ウオーターポンプ、エアコンディショナーなど補器類の電気化プロジェクトのほか、スクーター、モーターサイクル、オールテレインビークル(ATV)、乗用/商用車両用電気馬区動システムの開発を行つてぃる。アーセナルリサーチは"未来の駆動システム・シミュレーションを通じて、技術革新を切り拓く事をモットーに掲げ 明日の自動車コンセプトの確を築いていく。

*オーストリ一連邦交通省〔BMVIT)について
BMVITは、2002~2006年、 オーストリ一上級自動車テクノロジー(Austrian A[lvance[l AutDmDtive Technology)プログラムを通じて、2,400万ユー口の政府支援金を投入、86件の共同研究プロジェクトおよび6件のパイロット/デモンストレーション・プロジェクトを推進、4,700万ユー口の研究開発資金を創出している。また、これに続くプログラムとして57件のプロジェクトオファーを受領している。これにより、総額1,200万ユー口の追加研究開発資金を供給した。