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KTM、2010年モトクロス参戦体制発表

2010-02-12 16:57:01 | KTM FAN ROOM
KTM最高経営責任者ステファン・ピエラは、2010年モトクロス世界選手権 MX1・MX2両クラスを制覇する可能性を秘めたRed Bull KTMファクトリーレーシングチームを発表。また、昨年9月のEICMAでワールドプレミアに臨んだニューマシンKTM 350 SX-Fをメディアに披露した。
「KTMは、レーストラックのみならず、レーストラック外で繰り広げられる戦いを含めたすべてが本物のレースだと認識している。だからこそ、我々はテクノロジーの最先端を追い求め、ニューマシンにその精神と成果を込める」とコメントした。
KTMオフロードスポーツディレクターのピット・バイラーと、10度の世界タイトルに輝くチームディレクター、ステファン・エヴァーツ。両巨頭は、現役時代は宿命のライバルとして火花を散らしていたが、06年KTMファクトリーチームをチャンピオンにするべく手を組む。08年、09年にMX2クラスを連覇した。
2010年、MX1でもタイトルを獲得するため、アントニオ・カイローリ、09年MX1ランキング2位のマックス・ナグル、09年MX2ランキング2位のルイ・ゴンカルヴェスのトリオを結成させた。MX2クラスの陣容も素晴らしい。フランスMX2チャンピオンのマービン・ムスキャン、ショーン・シンプソン、弱冠15歳のジェフリー・ハーリングスの3名が、チャンピオンシップを狙う。さらに、レディス世界チャンピオンのシュテフィー・ライアーがこれに加わり、最高の布陣が完成した。シュテフィー・ライアーは、男性ライダーに混じってスター・マントヴァに参戦する。
「“Ready to Race”のスローガンは、最高の布陣を敷くだけでなく、将来性のある若手を育成して初めて、その意義が達成される。だからこそ注目のチームになれると確信している。また今年のGPグリッドには、20台を超えるKTMカスタマーマシンも並ぶ。プライベートチームからの信頼の証だろう」とピット・バイラー。
ステファン・エヴァーツは、ニューKTM 350 SX-Fの開発にも積極的に関与し ニューマシンを“我が子”と呼ぶ。350 SX-Fは、KTM製品開発の新時代の幕開けを告げる、フューエルインジェクションやプロレバーリンケージを採用。250cc同様の軽量性と新設計のフレームやシャシー、さらにプロレバーリンケージシステムによってコントロール性の向上を図りつつ、KTMパワーに見合ったフレキシビリティを確保する、という複雑なターゲットを実現した。
また既存の250 SX-Fと450 SX-Fもモトクロスシーンに送り込む。といっても両マシンとも昨年と同じ姿ではない。こちらもニュー350 SX-F研究開発の成果が注ぎ込まれている。
「ファクトリーライダーとファクトリーマシンのコンビネーションがどのようなリザルトをもたらすか今からワクワクする」とステファン・エヴァーツ。「350 SX-Fは、モトクロスの新時代をもたらす。そしてオフロードに情熱を傾けるすべての人々に、最良のオフロードマシンを提供したいという意思の象徴でもある」。