庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

ささやかな喜び「日脚伸ぶ」

2016-12-23 09:23:58 | 日記・エッセイ・コラム

昨夜来の嵐も止んで、今朝はこの時季とは思えないような、
暖かで穏やかな陽射しが降り注いでいます。

冬至を過ぎて、これからは昼間の時間が毎日少しずつ長く
なって行きますが、この様子を冬の季語で「日脚伸ぶ」と
いいます。 

冬至は冬に至ると表現されているように、文字通り本格的な
寒さはこれからですが・・・ 
冬来たりなば春遠からじ」 です。

厳しい冬の寒さの後には、やがて暖かい春が巡ってきます。

たとえ今は辛くても、辛抱強く耐えて待っていれば、やがて
運も巡ってくる。。

日々の平凡な暮らしの繰り返しのなかで、ささやかな喜びや
希望を感じさせてくれるのが巡り来る自然や季節の変化です。

日脚伸ぶ」という季語からは、そんなささやかな喜びや
希望が伝わってきます。。。

隣の森では、昨日の嵐で散り残った黄葉が、朝日を受けて
最後の輝きを放っている。

 

ハゼの木の紅葉も、まだ残っている。

 

庭先で真っ赤に色づく万両の実。

コメント (2)
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