庭先の四季

庭先や近隣の四季の変化や歳時記、自然観察、動植物等を中心に
綴ります。

立春~春は東から「風待草」

2022-02-04 09:48:35 | 日記・エッセイ・コラム

今日2月4日は新しい二十四節気七十二候のスタート立春です。

立春の初候(2.4~2.8)は「東風凍を解く」です。

東から吹いてくる風が厚い氷を解かしていく時期という意味。

「東風」とは「こち」とも呼ばれる春風のことで、春のそよ風
というにはまだまだ冷たい風ですが・・

この風が吹くと寒さも緩んできます。 

でも春風というのは、南から吹く暖かい風のはずなのになぜ?
東風というのでしょうか。

それはもともと、七十二候が中国から渡ってきた暦であること
の名残と言われています。

中国の陰陽五行の思想で、春は東を司る事から東風と呼ぶ
そうです。

梅は春告草と言われますが・・

東風を待って咲くので「風待草」とも呼ばれ、昔から春は東から
やってくると信じられていました。

風待草」・・、何とも風情のある言葉ですね♪。

近所の公園の陽だまりで、東風を受けながら辺りに馥郁たる香り
を漂わせながら咲く「風待草」、紅梅と白梅。

紅梅。

 東風(こち)吹かば にほひおこせよ梅の花 
       主なしとて 春をわするな <菅原道真>

 

白梅。

 


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