昭和26年(1951年)、大阪でテレビの実験放送が行われた。
本放送は昭和28年(1953年)なので、2023年で70年。
これが、その昭和26年の実験放送の資料。
当時のテレビ放送の仕組み
スタジオや中継
↑「スタジオからの放送はカメラで撮ってこれを制御装置に入れ、さらにテレビジョン送信機にかけ、アンテナから超短波で放送されます」
「屋外で行われる野球や街頭風景などは自動車にのせた移動カメラで外景をとり、これを極超短波(マイクロウェーブ)で放送局まで中継し、一般に放送します」
って書いてある。
映画
↑「映画フィルムを放送するときにはフィルム専用のカメラでこれを撮って放送します」
これを「テレシネ」っていうと昔、毎日放送でアルバイトしてる人が言ってた。
「飛行機にフィルムをつんで中継の出来ない遠方の放送局へフィルムを送ることもします」
ビデオの無い時代、テレビの映像をフィルムに焼きつけて、遠方の放送局へフィルムで配信してたらしい。
大型画面
↑「一般家庭では、屋上にテレビ用のアンテナを立て普通は直視用の受像機で見えますが、投射用といって十六ミリ映画位に写し出すことも出来ます」
アンテナで受信したテレビ映像を映画のようにスクリーンに写し出したり、
瞬時現像定着する装置でテレビ映像をフィルムに焼きつけて、フィルムから映画のように大型画面に写し出すことも考えてみたい。
いまのパブリックビューイングかな。