日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

「日向ぼっこ」に近づかず

2009年03月21日 07時29分47秒 | 残日録
昨日の「老人会憩いの日」の行事、公民館でのひと時で、その役目は解かれることとなったが・・。

病気持ちの身にとっては、人の、地域のためにお役に立つということは、心で分かっていても、体が着いてこないので気持ちも萎えてしまう。
縁側での「日向ぼっこ」を理想とする「ちっちゃい男」にとっても、次々に言いつけられる役目が終わった訳ではない。

「集落の更生会」が1年、寺院のお役が1年残った。
中学のクラス会も今回の(4月29日)までの企画に携われたので・・・最後にしたい。
大学の同期会も4月1日~2日(宿泊付き)も、遠い友人には、桜が迎えてくれるでしょう。故郷に迎えることは最後となるでしょう。

「日向ぼっこ日記」が「闘病日記」となるか「縁側日記(縁側で寝たきり)」となるか分からないが、小説や、酒井抱一など書き残したいものをパソコンに残したい。

今日、朝食後に「ランデル20mg」を飲んで・・・・家内の父親の13回忌法要に出かける。気楽に横になれない行事には閉口しているが・・・仕方がない。

覚え:もともと魑魅魍魎の住む死後の世界は、生きている人間にとっては、恐ろしい世界であった。陰陽師の支配する世界でもあったのだ。
そこで、死者を埋葬した後、よみがえり、あるいは、起き上がらないように「石」で押さえつけたものが「墓石」となったものらしい。恐ろしい世界だったのに。電気や情報で世の中が夜行性となると、恐ろしい暗い世界が払拭されてしまったのは残念なことであった。

陰陽師(おんみょうじ):中国伝来の陰陽五行説(木火土金水(もっかどごんすい)と輪廻するとする説 木は燃えて火になり、火は燃え尽きて土になり、土は固まって金(金属)になり、やがて水に変わる)
この説を拠り所に天文学等の星の運行や日食、月食をもって吉凶を占う一面と意のままに動く「鬼神」を操つる呪術師の一面の二面性をもっていた。安倍清明や芦屋道満は、尊敬され、一方は神にまで上り詰めた(清明神社)。道満は、あの「藤原道長」(この世をば わが世とぞ思う 望月の かけたることも なしと思えば)を鋭く看破して、退けられたが・・・・。