日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

麻生さん、もう許して下さい!

2008年10月30日 17時29分52秒 | 残日録
麻生総理大臣が、景気対策を発表した。

高速道路の通行料割引や世帯あたりにお金をばら撒く(2兆円=世帯あたり38000円)など、情けないほどの選挙対策だ。(他の法案もあるが・・・)

今の日本を形造っているのは、・・・安保の・・・あの岸内閣から連綿と続く、景気対策とやらの「国債発行」である。その借金は1000兆円にも達しようとしている。この借金は、貧乏人に一番堪(こた)える形の消費税になって返ってくる。

本当に企業や高額所得者や株主や地主に対する優遇策は、数十年の間に大きく進んだ。一方、(皆が熱病にうなされたように賛成した「小泉規制改革」によって生み出された、雇用の形態は格差社会を生み出した。あんなに国民こぞって反対した「竹下3%消費税」も、5%とすんなりなり、値上げ止む無しの考えが国民の間に植えつけられた。逆累進課税(負担割合が貧乏人ほど多い)がまかり通る。
政治は誰を救うのか?国民保険料滞納・・480万件・・・。

3万8000円に喜んではいけないのだ。年金の支給年齢の引き上げや消費税の引き上げなど、その課題は大きくなるばかりだ。

「苦しくても耐える」江戸時代の借金対策でも、質素を奨励し地場産業を興し、飢え対策もしっかりやっていた。

現代においても「格差社会の飢え対策」は、出来ているのだろうか?
「苦しくても耐える」を忘れた「借金政策」に未来があるのだろうか?

衆議院議員選挙!

2008年10月27日 21時33分13秒 | 残日録
今回の衆議院の任期は平成21年9月10日

衆議院選挙は遠のいたようだ。
解散の時期を探っていた麻生総理大臣は、負け戦突入を嫌って「世界的な金融不安」を材料に「年内解散なし」を決断したようだ。
今まで任期一杯まで解散しなかったのは、44回の選挙中に5度しかない(近いのは三木内閣の時)ようだ。自民党内の政争(いわゆる三木おろし)によって解散の時期を逸したのだ。

しかし、この金融不安の収束が来年度早々に収まる様子はない。そのまま任期(9月)に至った時に、世界的な恐慌がおこっていたら・・・・それでも選挙せざるを得ないので、大変な事態となる。いっそ今、解散して、新しい体制によって、金融不安を取り除くべき政策を実行して欲しい。


残念なイチロー発言

2008年10月24日 09時14分33秒 | 残日録
イチロー選手のWBC監督問題に対する発言にはがっかりだ。

「貴様は何様だ」との意見も聞かれる。明らかに「星野監督案」に反対する発言だった。イチロー選手の活躍にによって先のWBC優勝が決まった訳ではない。活躍選手の一人に過ぎない。野球かベースボールか知らないが、栄光を伴った実績でもってしても、短期決戦を制するのは、チームが最高に機能したときである。いかにスター軍団であろうとも、勝ち抜くのは困難だ。
これで、監督選びは余計に困難となった。星野監督にしても100%の賛成でもって推挙された訳ではない。オリンピックでの惨敗が尾を引いている。

一選手が監督に対する批判を発言すれば、25人の選手の不満ができる。選手は駒に過ぎないとの考えでなければ「チーム」は成立しない。特にプロ選手は一匹狼だから、選手起用に対する不満は必ず出来る。最後には、全部監督の責任となるのだから、選ばれたことに不満なら辞退しろ。辞退しないなら、起用法に不満を言うな。

野村・楽天監督が、「イチローお前やれ!」の発言こそ正論だ。堂々と受けて立ってWBC監督をすればいいさ。プレイイングマナージャーで4番打者だ。誰も止めはしない。

これで、腹たちまぎれの「菊花賞」予想に影響しなければいいんですがねえ!

インドの戦略

2008年10月21日 18時47分18秒 | 残日録
インドが明日にも「月探査衛星」を打ち上げる。

核開発においても、アメリカの勝手な戦略である「核拡散防止条約」に縛られない別枠を勝ち取っている。ミグ(ソ連)もF戦闘機(米)も持っている。

月探査衛星ともなれば、世界中をもカバーする大陸間弾道弾(核)を手にするが、その技術が圧倒的に精密となったことになる。
北挑戦もミサイル発射実験などしているが、精度という点では不確かなものでしょう。
インドは、中国に継ぐ10億人の人口が、ある意味でアメリカの市場としての魅力(無視できないという)となっているのでしょう。

日本は、人口減少が著しく100年後には6000万人となる・・・・心細い限りだ。

どうなる景気動向

2008年10月17日 16時28分17秒 | 残日録
アメリカ発の不良債権(プライムローン)は、一部の投機資金の運用に対して考え出された「錬金術」であった。無限に地価や家屋の値上がりがあった場合に、低所得者が1000万円で買って(ローンで)その家が値上がりするから、それを売って、また高価なものに買い換える・・・・・・。しかし、こんなの続くわけない。

かくして、アメリカは、莫大な戦費を賄うために、毎年35兆円~46兆円(08年度)もの赤字国債を発行する。(軍需産業なしに語れない。大統領も軍事費の削減はタブーだ)その国債の一部・・・・は日本が買っている。(アメリカの予算規模は350兆円程度)その意味で日本は大金持ちだが、アメリカの国際を売れないから、絵に描いた餅だ。(橋本龍太郎が総理大臣の時に、このこと(アメリカ国債の売却)をちょっと発言したが、以後言ってはならない(タブー)となった。
我が日本は、一般予算80兆円+特別会計200兆円(なんか変、表に出る予算が30%?)国債の発行残高は850兆円(別に地方債もたくさんあるよ~!)
こんなのいつかパンクするよ。日本は、国債を発行してアメリカ国債を買っているのだよ~だ。

日本は、先の対戦(太平洋戦争)に、莫大なお金をつぎ込んで、国債を発行した。戦後の不景気や超インフレ(1000円で家が買えた)で、国債が紙くずとなって、御和算で・・・・・助かったのだ。
江戸時代には、借りているのがやはり国家に匹敵する殿様(いまでいう国家)や地方の殿様(今では地方自治体)だから、同じ構図だ。
若干、貧しい人々も救われたのは、「徳政令」によってだ。乱暴な遣り方だが、今日で「全ての借金は、ゼロ」とのお触れだ。

現代に「徳政令」は無理だ。これに変わるお助けは、超インフレしかない。
かくして、全世界に蔓延する不景気を一掃するには、物価が100倍になって(所得も)、1000万円の借金が、実質10万円(20万円の所得が2000万円にもなっている)
こんなことが戦後に起こったのだ。
今、そこかしこの国家で10万倍程度のインフレをおこしている国家もある。100倍なんて、ちょろいもんさ!
金利が0%程度が以上で6%程度が普通だったのに・・・・これなら、インフレ誘導も楽だろうに!

灘のけんか祭り

2008年10月15日 17時09分50秒 | 残日録
姫路市の白浜町を中心とした灘地区(妻鹿、松原、中村、宇佐崎、東山、木場からなる旧の6村の祭り)の「けんか祭り」を見に行った。

今年、100歳目前の親父が逝った。(明治41年生まれ)
頑固一徹の明治生まれの典型のような「破れ太鼓」であったが、「kunio_nikki」が7歳くらいであったろう。この祭りを見に、なぜか自転車の後ろに乗せられて5、6Kmの距離を行ったのだ。他に遊びに行った記憶がないので、これが唯一のもののようだ。少ないが旅行などはもっぱら母親の役目だったのだろう。
そこで(自転車の荷台)、風に吹かれて鼻をたらしているときに、軍手の大きな手が鼻を拭いてくれた感触が蘇ったのだ。実に60年以上の歳月が行っているのに。
そこで、見る気にさせられたのだ。

【洟垂れ:当時の食い物は貧ずしかったのでしょう。小学校のほとんど全員が鼻をたらしていて、袖口などテカテカに光っていた。今では立派ななりの子供がほとんどばから、「洟垂れ小僧」は死語となったが・・・】


祭りの感想:当時は塩田が広がる沿岸地区だから、その労働に携わる人たちの「神輿」や「屋台(やっさ)」は、死者が出るほど強烈なものがあった。
今や、少し様変わりしていることが残念でもある。もとろん、けが人や死者が出ることは絶対あってはいけないことなんですが・・・。練り合わせた神輿がお旅山に昇る姿に驚いたのも事実です。神輿が壊れることが神の意志に叶うようなのに、壊れていなかった・・・・。

裕福な現在は、この盛大な有名なお祭りをも少しずつ変質せざるをえないのでしょう。ただ若者(前髪紙手、まえがみしで?)が元気だったのは、うれしいことでした。




腰の痛み!

2008年10月13日 19時08分19秒 | 残日録
今日、「峰岸徹」が逝ったとの報道。

先に「緒方拳」も逝った。緒形は肝がん、峰岸は肺がんだった。

どちらも、病気の発見に繋がったのは、「腰の痛み」であったようだ。家内の父親も腰の痛みに耐えかねて病院に行ったら「肺がん」(本人に告知せず)であった。モルヒネに頼るほどの激痛に襲われて・・・・逝った。

近頃、腰の痛みに泣かされている。寝転んでテレビを見ているときに、姿勢を変えようとすると、背中にピリッツと激痛が・・・神経を刺激しているようだ。持病の「腰痛(ギックリ腰)」にも似たものだ。急に姿勢を変えられないから、腰を曲げたまましばらく移動するのだ。人には見せられないよ。

年齢は、正直なものだ。自分では若いと思っているが・・・、見た目も、行動も随分老いたものらしい。それを認めたくないから、鏡さえ見たくなくなっている・・・。

背中や腰の痛みが致命的な病気でなければいいがと願うのみなのだ。(多くの国保料や介護保険料さえ払っているのに、病院へは行きたくない・・哀れなものだ)

秋祭り

2008年10月11日 16時53分07秒 | 残日録
この地方の秋祭りシーズンがやってきた。

「灘のけんか祭り」をはじめ多くの有名な祭りが10月中旬に犇めいている。

一方、当地区の祭りが子供のものに摩り替えられてから久しい。子供神輿の巡行となった。それでもほとんど家庭が「お花」(寄付金)を3000円~5000円も包むから、祭りに対する思い込みは、昔を引きずっているようだ。
戦後の時期には、青年団(18歳くらい~30歳まで、30歳以後は消防団となる)が、村芝居(かつらや衣装を専門店にお願いする本格的なもので、舞台だって屋外だが、花道まである本格的なものだった。それを自分たちで組んでいたのだから情熱的でもあったのだろう。練習も連日おこなって2ヶ月もかかる)も演題が4~5本もあって素晴らしいものだった。みんな見る位置を確保するために「ムシロ」(わらで作ったゴザのような農業用具)をおいて位置取りまで争ったものだ。獅子舞だって、練習を良くこなしたので、正月の「かまど払い」までおこなっていたものです。

それも、しなくなってから46~7年もの歳月が行った。

世の中が忙しくなって、職場も遠くなって・・・皆が偉くなって、地域の行事に参加できなくなったのだろう。

定年後の位置どころが難しいが(長い人生経験がそれぞれ違うので、昔の地位を引きずっているバカもいるし・・)老人クラブ(老人会改め)が地区の行事の多くを担っている・・・・・・。

底なしの景気予測

2008年10月10日 16時37分51秒 | 残日録
長い人生に於いて、先の終戦(1945年)ほど衝撃的な出来事はなかった。

今、アメリカ発のプライムローン破綻から始まった不況は、底なし感が支配してきた。比較的被害が軽かった「円」目がけて「株」から逃げ出した「お金」が集中してきたようだ。97円だが、・・・・80円台も視野に・・・。
株式も9月1日には、13,000円程度だったのに・・・・今日は8100円台となった。

最早、予測不可能だ。

金融危機は、大和生命(業界33位と小さいが)の破綻は・・・08年3月にソルベンシーマージン比率(200%以上が健全といわれている)は、555%もあったのに・・・予想外の株の急落に手の打ちようがなかったのだ。他の生保や銀行も資産を株で運用しているから、生保離れが心配・・・。

じーと明日を明後日を注視するしかないとは情けない事態だ。

次々の「ノーベル賞」も心配?

2008年10月09日 18時00分58秒 | 残日録
次々のノーベル賞受賞については、うれしい限りです。

しかし、喜んでばかりはいられません。というのも30年も前に遡る研究の成果なんですから・・・。数年前までは、このような基礎研究も世間が認めていました。「金儲けの手段としての研究と同時に基礎研究も大事だしお金も掛かる」と理解していたのです。世間も政府も・・・。

ところが、小泉改革とやらで、大学もそれぞれが変革の名の下に採算という定規も当てられることになった。予算が削られるのだ。
かくして、すぐには日の当たらぬ研究がおろそかとなり・・・・日本の「ノーベル賞」は、将来には遠いものとなりそうです。
日本の予算配分については、「いらないだろう」あるいは「削っていいだろう」が、多くある・・・・・。その最大のものが、天下り先をつぎつぎ作り出し増殖した数十兆円もの税金を浪費する第二の国家予算にまで成長した特殊法人(外郭団体)だ。手に入れた既得権をむざむざ手放す程天下り官僚は「やわ」ではない。