日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

MLBの遊び心!

2006年11月30日 10時07分22秒 | MLB
「ポスティング・システム」(交渉権入札制度)でのMLB入りを目指す日本人選手にとっても、入札金額は気になります。しかし、その金額は正当に評価されたものと言うよりも、チームの編成上あるいは営業戦略とも相まって複雑です。
そして、今年の入札金額は・・・。
松坂大輔投手ボストン・レッドソックスの入札金額は、5111万1111ドル11セント(60億3000万円)です。5000万ドルでいいように思いますが1が並ぶ後ろの数字は遊び心でしょう。ちなみに後ろの1だけで1億3000万円です。なにがなんでも1番をお願いします(優勝請負人)と言っているようです。
岩村明憲内野手タンパベイ・レビルレイズの入札金額は、450万ドル(5億3100万円)です。
井川慶投手ニューヨーク・ヤンキースの入札金額も奇妙な数字です。2600万0194ドル(30億6800万円)ですから、遊び心が潜んでいます。それは、今年の成績に見られます。
井川慶投手、2006年成績 登板29試合 投球回数209 14勝9敗 三振194 防御率2.97 ヤンキースが注目したのが三振の数だったようです。194ドルを加えていますから。日米野球でのチェンジアップで他チームの主力打者を三振にとって欲しいと言っているようです。

来期の宿命の対決(ヤンキース対レッドソックス)は、日本のファンにとっても面白いものになった。
ヤンキース:松井秀喜外野手(4年60億円 2年目)、井川慶投手(未契約、5億円*4年?)対レッドソックス:松坂大輔投手(未契約、10億円*5年?)、岡島秀樹投手(日ハムFA、2年総額300万ドル=3億5400万円の好条件で契約。誰でもMLBに行きたくなる条件です。1年前、開幕直前に巨人を追い出され、1年間のハムでのセットアッパーとしての成功はFAへと踏み切らせたようです。しかし、こんなに高額の契約を勝ち取れるなんて、日本では絶対無理でしょう(藤川球児がこの条件で更改できるかなあ?)。おめでとう!一層の奮起を!)set uperで起用。今から楽しみだなあ!


ああ!ポスティング!

2006年11月29日 12時55分52秒 | MLB
井川慶投手(左)1979/07/13(26歳)の落札球団はヤンキースでした。井川のヤンキース入りが確実となれば、先発投手陣は
台湾出身で今季ア・リーグトップタイの19勝を挙げた王建民投手(1980/03/31(25歳)(右)(2000年ヤンキースのマイナー契約、2005年メジャー昇格8勝、年俸4000万円、大幅見直し確実)
15勝をマークし15年連続で2けた勝利を達成したマイク・ムシーナ1968/12/08(38歳)(右)(13億5000万円*2年、7年契約(17億円*7)の最終年2007年度を更新せず破棄、新たに2007年より2年間契約へ)
通算280勝のメジャー屈指の左腕ランディ・ジョンソン1963/09/10(43歳)(左)(12億円*3年、2007年が最終年)
今季は故障のため1度もメジャーのマウンドに上がることがなかったカール・パバーノ1976/01/08(30歳)(12億円*4年、なんと2006年度より4年間ですから大金が・・・)といった投手に並んで、ローテーション入りする可能性が高い。
ヤンキースは左投手が欲しかったようです。そして、やはり心配は高齢となっていることでしょう。
それにしても恐ろしいほどのインフレです。30億円の交渉権は、3年契約にすると10億円ですから、当初の松井秀喜外野手の年俸をも上回っています(松井選手は、段階契約で8~9億円*3年、総額26億円)。これに5~6億円と予想される年俸が加われば(3年総額50億円)、FAの20勝投手が取れると思います。ポスティング・システムは、入札金額が60億円とか30億円と高騰するなら、早晩破綻するでしょう。(日本人選手にだけある入団システムですからいびつです)

井川投手の心配は、松坂投手の「立ち上がり」ではなく、「中盤のポカ(突然の不調)」によって大量点を失う恐れがあることです。1年目が非常に大切です。落差のあるチェンジアップでレッドソックスを翻弄して下さい。
そして、井川投手の代理人は「アーン・テレム」氏ですから、松坂投手「スコット・ボラス代理人」よりも早く契約に至るかも知れません。スコット・ボラス氏は、50人も抱える大代理人ですが、スタッフも凄いです。トラック一杯の資料を送りつけて交渉すると言われています。アーン・テレム氏(松井秀喜外野手の代理人でもあるし、ヤンキースの高額選手を多く抱えている)も同様やり手です。MLB以外のバスケットやアメフト選手の代理人もしています。
※代理人の報酬 契約金額の5%が標準です。A・ROD内野手(スコット・ボラス)の契約は30億円*10年ですから、毎年1.5億円が10年間入ってきます。松井秀喜外野手(アーン・テレム)では、7500万円*4年もの報酬があります。MLB平均年俸が3億円ですから、50人もの代理人をしていますと、7.5億円もの報酬です。そこに数人のトップクラス選手の代理人をしていますと10億円もの報酬ですから、優秀なスタッフも揃えているでしょう。

レッドソックスは契約する!

2006年11月28日 20時48分28秒 | MLB
松坂大輔投手(西武ライオンズ)との独占交渉権を獲得したボストン・レッドソックスのラリー・ルキーノ球団社長が来日。28日に会見を開き、来日の目的、松坂獲得を決めた経緯などについて語った。GMは、セオ・エプスタイン(32)で、史上最年少GMで副社長を兼任している。昨シーズン、マリーンズに放出のハンリー・ラミレス内野手(22)が、ナ・リーグ新人王となるなど、GMとしての仕事は裏目に出ている。
これが自身10年ぶりの来日だと明かしたルキーノ社長は、今回の来日の目的について、西武への表敬訪問、日本の松坂ファンへのあいさつ、日本文化を学ぶことなどと説明。そして、レッドソックスが松坂の獲得を突然思い立ったではなく、高校時代から8年以上にわたり松坂を追っていたと語り、西武には松坂の夢であったメジャー挑戦を後押しする決断に感謝するとともに、レッドソックス側の必ず契約するという決意を伝えるつもりであるとした。

ところが、「ボストンヘラルド紙」は、交渉が決裂した場合、入札金を払わなくて済むので強気でいくだろうと報道した。GMの提示金額は9億円*5年=45億円(契約満了時にFA権なし)であるとしているが、一方代理人スコット・ボラス(54)【カージナルス傘下の2Aでプレーするも実績なく引退。友人の代理人になりたくてパシフィック大学へ。A・ロッドの10年300億円契約が有名も、現在メイジャー50選手以上の代理人】氏は、17億円*3年=51億円(3年後FA権取得)と吹っかけたようです。普通3年以上の契約を結ぶ場合は満了時にFA権を取得する契約です(イチロー外野手も松井外野手も・・・)ところが、先に60億円も払っているだけに・・・。独占契約交渉権(これが60億円)は、12月15日まで、16日には切れてしまうのでつらい。松坂投手(夢が1年遠のく、退団の行事も済ませているも、しかしFAで好きな球団へ行ける)も西武球団(60億円がふいになる)も、来期も西武でプレーすることは考えていないので、代理人の方から少し折れて・・・契約に至るというのが、考えられる「落としどころ」でしょう。

MLBを目指す5人!

2006年11月24日 21時19分04秒 | 応援します!この人生!
今年もMLBでの活躍を目指して挑戦する人がいる。それぞれの立場は大きく異なるけれども、志があることはうらやましい。

ポスティングシステムで入団へ
松坂大輔投手(26)西武ポスティング。高額落札は「レッドソックス」(ア・リーグ東地区)でした。契約交渉はどうなるんでしょうか?交渉不成立なら、西武へ帰ることになる。このシステムの欠点です。ヤンキースなどの敵対する球団入りを阻止する目的なら・・・。代理人「スコット・ボラス」
球団首脳も揃って西海岸まで、30時間も掛けて松坂投手に会いに(食事をともにしている)行っているので、契約に至るでしょう。

井川慶投手(27)阪神ポスティング。近日入札へ。数球団の応札確実。代理人未定。

岩村明憲内野手(27)ヤクルトポスティング。「デビルレイズ」(ア・リーグ東地区)落札。契約も確実。これでア・リーグ東地区は面白いです。代理人「アラン・ニーロ」

FA及び自由契約で入団へ
桑田真澄投手(38)巨人退団。日本の球団が興味を示さなかったが、MLBの2~3球団が興味を持っているようです。

岡島秀樹投手(31)日ハムFA。1994巨人入団。昨シーズンなんとシーズン入り直前(3月24日)に日ハムにトレード通告される。そして、7~8回のセットアパーとして優勝に貢献。FA権を取得したので宣言する。数球団が交渉に乗り出すようです。代理人未定。

うれしいニュース!

2006年11月23日 21時09分55秒 | 応援します!この人生!
福岡ソフトバンクの契約更改交渉が22日、福岡市内の球団事務所で始まり、初日は新人7選手の更改を終えた。育成枠から、シーズン中に第1号として支配下選手契約を交わした小斉祐輔外野手(23)は3倍増の720万円、西山道隆投手(26)は680万円で、それぞれサイン。育成選手時の年俸240万円、支配下登録時の440万円から「3段階昇格」で、注目を集めたルーキーイヤーを締めくくった。

今年、読売巨人軍は、全チームで12名の育成ドラフト指名選手の内なんと7名も指名しました。これで育成選手の合計数はダントツの12名となりました。去年までは、山本光将、佐藤弘祐、山口鉄也、呉猛、林イ一豪です。
しかし、ソフトバンクホークスに完敗です。本当に育成する気があるんでしょうか?多くの指名を行って「一人でも育ってくれるといい」なんて考えていたら不遜です。今年の鈴木選手も安定した収入を捨て、巨人に賭けようと言っています。その他選手も人生を賭けようとがんばる決意でしょう。登録選手を必ず作って下さい。ソフトバンクは二人とも立派に1軍でも出場しています。
【1巡目】鈴木 誠(すずき・まこと)投手
 京華商業高校-JR東日本
 1985年1月15日生。左投左打。175センチ67キロ。
◆まだ未完成でじっくりみがき上げたい素材のサウスポー。ピンチになっても動じない闘争心あふれるプレースタイル。

【2巡目】下山 学(しもやま・まこと)外野手
 法政大学第二高校-青森大学
 1984年9月29日生。右投右打。180センチ85キロ。
◆大学リーグ戦通算19本塁打で、4年秋には10試合で7本塁打を打った長打力が魅力。背筋力301キロの怪力、遠投123メートルの強肩。

【3巡目】松本 哲也(まつもと・てつや)外野手
 山梨学院大付属高校-専修大学
 1984年7月3日生。左投左打。170センチ66キロ。
◆体は小さいが強肩で、守備範囲が広い。守りに関してはすでにプロ級。

【4巡目】隠善 智也(いんぜん・ともや)外野手
 広島国際学院高校-広島国際学院大学
 1984年4月10日生。左投左打。174センチ73キロ。
◆大学通算13本塁打の打撃が特長。

【5巡目】芦沢 明(あしざわ・あきら)内野手
 日本航空高校-専修大学-シダックス
 1983年11月11日生。右投右打。180センチ76キロ。
◆11月に行われた新人テストに合格。強く柔らかいリストを生かした打撃が魅力。脚力もある。

【6巡目】作田 啓一(さくた・けいいち)外野手
 札幌国際情報高校-苫小牧駒沢大学
 1984年5月11日生。右投右打。178センチ83キロ。
◆北海道学生リーグで通算10本塁打するなど長打力が魅力の外野手。ガッツを前面に出したプレースタイルで闘争心がある。

【7巡目】大抜 亮祐(おおぬき・りょうすけ)投手
 中京高校
 1988年7月2日生。右投右打。186センチ70キロ。
◆長身からのストレートには角度がある。変化球の切れ、制球もよい。体力がつけば楽しみな投手。
※参考 以下、去年の育成ドラフト選手
広島カープ 中谷 翼(21)内野手、四国アイランド・リーグ愛媛
読売ジャイアンツ 山田 鉄也(22)投手、横浜商高~ダイヤモンド・バックスの下部リーグのルーキーリーグから入団テストを2度受験もドラフトされず。早くも首脳陣が期待を口にした。
中日ドラゴンズ 竹下 哲史(22)内野手、名古屋商科大学
ソフトバンク・ホークス 小斉 祐輔(22)外野手、東京農業大学
ソフトバンク・ホークス 西山 道隆(25)投手、城西大学~昭和コンクリート(廃部)~カナダ独立リーグ~四国アイランド・リーグ愛媛。MAX153Kmの直球が武器。10勝8敗3S、防御率1.47

ヤンキースも年俸抑制へ

2006年11月22日 17時39分03秒 | MLB
ニューヨークヤンキースの年俸抑制策は、去年頃より契約年数の上限を4年(松井秀喜、ジョニー・デーモン)に押さえたように、先ごろまでのインフレ契約が見られなくなったようです。
昨日、7年契約を1年残したマイク・ムッシーナ投手(37歳、15勝7敗)の来期契約更新権を破棄し(10年在籍したボルチモアオリオールズから、2001年ヤンキースに、7年契約142億円(約20億円*7)で移籍した)新たに、2年総額2300万ドル(27億1000万円)で契約した。大分節約できたようです。しかし、契約破棄には違約金が発生しますので、まだ長期に契約が残っている選手にこのような契約の見直しは無理でしょう。ムッシーナ投手は、ヤンキースの6年で、17勝11敗(2001)、18勝10敗(2002)、17勝8敗(2003)、12勝9敗(2004)、13勝8敗(2005)、15勝7敗(2006)と活躍しているが、20億円(1年)の年俸が妥当とは考えなかったようです。去年も、7年契約が切れたバーニー・ウィリアムス外野手とは、17億円*7年契約から1億5000万円*1年の契約でした。
今、ヤンキースに残る「拒否権を持つ7人(ムッシーナを含む)」(トレード拒否権、同意すればOKですが)とはどんな契約でしょうか。
キャプテン「デレク・ジーター内野手(32歳)」ドラフト入団の生え抜き。2001年に10年、1億8900万ドル(22億円*10年)の大型契約を結んだ。永久欠番確実のジーターは例外ですが、3年後の契約は注目です。
「ジェイソン・ジアンビ内野手(35歳)」7年在籍のオークランドアスレッチックスから、2002年に7年142億円でヤンキースに移籍。来期が最終年です・・・。
「アレックス・ロドリゲス内野手(31歳)」MLB最高契約金選手。2000年にテキサスレンジャーズと、10年、2億5200万ドル(約300億円)で契約。あの(この形容詞が必要です)スコット・ボラス代理人(松坂大輔投手の代理人)が契約した。2004年よりヤンキースにトレード(トレード同意)2009年まで契約残あり。
「ランディ・ジョンソン投手(43歳)」2005年FAでヤンキースへ。3年36億円。来期が最終年です。
「松井秀喜外野手(32歳)」2003年読売ジャイアンツFA、2006年4年60億円で再契約。
「ジョニー・デーモン(33歳)」2005年レッドソックスFA、2006年4年60億円で契約。

そして、「アルフォンソ・ソリアーノ外野手(30歳)」(元広島カープ、ヤンキース在籍時は2塁手)が、ワシントンナショナルズからFAで、カブスと8年160億4800万円で契約した。ヤンキース在籍時はエラーで幻滅したが、今や40本塁打、40盗塁のスラッガーで契約総額は史上第5位です。


ああ「断筆」!

2006年11月21日 18時54分11秒 | 残日録
齢(よわい)を重ねますと、引き際が大事です。しかし、我がこととなりますと、どこが引き際なんでしょうか、決断できません。
プロ競技の場合は、自分でそれを決断できる少数の恵まれた人(惜しまれて辞める大選手)を除いてほとんどの人が解雇を通知される。サラリーマンのほとんどは、定年です。
一方、自営的な文筆業や多くの弟子によって支えられている俳人はどうでしょうか。
「鷲谷七菜子」(1923/01/07~)83歳、俳人が、断筆を決意した。「質の下降許せず」とのことらしい。「野にて裂く 封書一片(ひとひら) 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」
小説家や画家は、書けなくなったり、描けなくなって、筆をおくのであって、「断筆」はあまり聞かない。(例外的に信条で筒井康隆さんが断筆宣言した)しかし、俳人は17文字に込める思いが、写らなくなるのでしょうか、記憶にあるだけでも数人いる。
「中村苑子」(1913~2001/01/05)は、1997年84歳で断筆を宣言。84歳でした。その墓石に刻まれた句は「わが墓を 止まり木とせよ 春の馬」断筆の4年後没。
「飯田龍太」(1920/07/10~)あの飯田蛇笏の4男。1992年72歳の時より断筆。「去るものは 去りまた充ちて 秋の空」




早く年貢を納めて、松井秀喜!

2006年11月19日 20時04分24秒 | 松井秀喜
ヤンキースのデレク・ジーター内野手(32)と女優のジェシカ・ビール(24)の交際が報じられた。14歳で女優デビューしたビールは「ステルス」「エリザベスタウン」などに出演。ハリウッドでも注目の若手女優で、05年には米誌が選ぶ「最もセクシーな女性」の第1位に選ばれた。ジーターは松井秀喜外野手(32)とそろって独身生活を楽しんでいるんですが・・・。
これまでにもマライヤ・キャリーやセクシー系の女優など数々の女性との仲を報道されたことがある。ヤ軍の頼もしい主将としてファンに愛されるが、ルーキー時代はプレーボーイぶりが騒がれた。3年前にも、ヤ軍スタインブレナー・オーナーから「夜な夜なパーティーにうつつを抜かしている」と苦言された。
松井秀喜外野手も高校時代の同級生とのことや女優2~3人との関係について報道されたことがある。しかし、ジーター程もプレイボーイではなく、なんとなく求道者(野球道を追求する)の雰囲気を持っているので、ファンとしては、早く結婚をして欲しいと思っています。仲の良いジーターに先を越されたくないように思います。プレイボーイ(ジーター)が年貢を納める前にお願いします。


レッドソックスは苦悩する!

2006年11月18日 19時31分26秒 | MLB
D・Mat(松坂大輔投手)との交渉権に大枚60億円を投じたレッドソックスは、入団交渉について思わぬ障害が出てきたようです。というのも、あのスコット・ボラス氏(松坂投手代理人)が、今までの交渉スタイルと一転、2~3年の契約に留めたいと考えているようです。そこで、苦悩するのが、レッドソックスです。仮に15億円*2年の契約とすると、60億円+30億円/2年=45億円。なんと、1年当たり45億円の巨費を投じて、2年後FA権を与えてしまうことになる。また、15億円*5年の長期契約に至っても、投手だけに135億円の投資に見合うのかリスクも大きいと言わざるをえない。
やっぱり、交渉権だけに60億円は異常です。イチロー外野手や石井投手に投じた15億円程度が妥当な線でしょう。3年契約で5億円*3+15億円=30億円ですから、1年10億円です。MLBでの実績のない選手に投じる金額としては最大ではないでしょうか。FA選手で最大の評価をされた松井秀喜外野手や松井稼頭夫内野手でも10億円以下でしたし、イチロー外野手は、入札金額15億円+5.5億円*3年でしたから、年に直すと10.5億円と妥当です。ヤンキースも今までの長期契約に懲りて最大4年へと方向転換したようです。特に投手に対しては慎重です。
「D・Mat」に忠告です。どうしても立ち上がりに不安のある投球は、かさにかかって攻撃するアメリカンスタイルでは、熱狂的なレッドソックスファンは我慢しないでしょう。とくに1回の投球に全力を注いで下さい。そうすれば、回を重ねる程に安定するあなたの投球にファンも大いに満足するでしょう。幸運を祈ります!

許さんぞ!「D・Mat」

2006年11月17日 13時01分55秒 | 松井秀喜
松坂大輔投手が、契約前にも関わらず、「D・Mat」の愛称を送られたのは異例です。「A・Rod」に匹敵すると言うんでしょうか?
その上記者に、「最も対戦したい相手は?」と聞かれ、「松井さんもいらっしゃいますが、僕の中ではイチローさんですかね」と答えた。このインタビューの前に、松坂について聞かれた松井秀喜外野手は、「松坂君と対戦することになれば、もちろん真剣勝負。ニューヨークとボストンとの戦いは盛り上がるでしょう」と答えていたが、これを聞いた後では「GODGILLA」は、内心穏やかではいられないでしょう。イチロー外野手は、このインタビュウーを聞いて、「よく、練習しとけよ」と挨拶している。イチロー対松坂の最初対戦は、4打席3三振、1四球であったが、次の対戦では、ヒット、本塁打と打ち込んでいる。松井対松坂は、リーグが違うので、オールスター戦と日本シリーズ(オープン戦を除く)ですが、左飛、中本塁打(オールスター1999と2001)三振、三振、三振、四球(日本シリーズ2002)と完敗のようです。これを捕らえて、松井選手を侮るではない。ゴジラは、毎年進化しているのです。MLBに身を投じて来春で5年目です。「なめるんじゃ~ない」と代弁しておきます。

初契約でも群を抜きそうです。イチロー外野手は、「5億6000万円*3年」、松井秀喜外野手は、「8億円*3年」、松井稼頭夫内野手は、「9億円*3年」(※それぞれ、インセンティブ契約は別にある)ところが、あのスコット・ボラス氏(松坂の代理人)が、交渉の始まりは、15億円*2年と言っている。A・Rodの10年契約(30億円*10年)をまとめるなど、長期、高額契約をねじ込むのを得意としているので、異例の高額(あのキューバの英雄コントレラス(ヤンキース、13億円*3年)の額を上回るのは確実でしょう。(イチロー外野手は、あの成績で今でも13億円*3年ですのに!松井外野手は、15億円*4年。松井稼は、1億5000万円*1年となった。)