日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

富田木歩

2011年04月23日 19時28分50秒 | 残日録
【富田 木歩(とみた もっぽ、1897年4月14日 - 1923年9月1日)は俳人。

本名は一(はじめ)。東京市本所区向島生まれ。最初の俳号は吟波、後に木歩と号す。誕生の翌年、高熱のため両足が麻痺し生涯歩行不能となる。俳号の木歩は、彼が歩きたい一心で自分で作った木の足に依る。 富田木歩は歩行不能、肺結核、貧困、無学歴の四重苦に耐えて句作に励み、「大正俳壇の啄木」と言われ将来を嘱望されるが、関東大震災で焼死した。26歳の生涯であった。】

姉二人から「いろはカルタ」や「軍人めんこ」を教材に文字を覚えたようだ。

今、なぜ「木歩」に惹かれるのだろうか。少し高齢となり、一つの病を得ると次々と体に不具合がおこってくる。目はそんなに衰えていないようなので、本が読みたいのだ。毎日読んでいると、本の中に物語や感動が無くとも作者に興味が湧いてくるのだ。

そこで、木歩の一句。

足の凍てたる冬季は綿子にくるまって這いつつ用を足す
「犬猫と同じ姿や冬座敷」 (綿子:綿入れで、真綿(絹)を入れた着物)

先日も、激しい下痢(医者の見立ては、腸にインフルエンザ菌が・・)で、数分~数十分ごとに便意があった)で、這いずりまわったので、「紙おむつ」の利用をしたが、中に出すことが出来ず・・・苦痛は1日中続いた。身体の自由が制限される苦しさを味わったのだ・・・・・。