暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

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2020年07月06日 | 古民家

 いつの世も・・・幼い子供達に読み聞かせ、分け隔てなく笑顔をみせてくれる・・・

絵本・・・。

毎年新しい物語に・・・かわいらしいイラストが生まれて来ますが・・・

お兄ちゃんもお姉ちゃんも・・・お父さんもお母さんも・・・

おじちゃんも・・・おばあちゃんも・・・もしかすると、ひいじいちゃんも・ひいおばあちゃんも・・・

子供の頃に読んだかもしれない物語が・・・この先も読み継がれる絵本がたくさん残されています・・・。

洗濯板で洋服を洗ったりする事も無く・・・洗濯板が売っている所を見ない生活・・・

和箒で家の床や、畳の上を掃き掃除する姿も見ませんが・・・

エコな生活が見直されると・・・手のひらサイズの洗濯板や・・・

使い方に合わせ、大きさや形を工夫した箒が姿を見せています・・・。

伝統的な道具は・・・いつまでもその形を守って行かなければいけないモノもあります・・・。

暮らしに合わせ変化しないと消えてしまう運命となってしまった文化も・・・数多くあります・・・。

あまりにも変わり過ぎた環境は・・・その文化の変化も追いつかないほどのスピードになってしまったようで・・・。

自分の孫やひ孫に・・・自分が読んだ絵本を読み聞かせ出来るように・・・

自分の子供の頃の暮らしが・・・・この先も残せるような社会に舵取りが向かえば良いと思います。

 

 

 

 

 

 

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2020年07月05日 | 古民家

 無い物ねだりの考えが、人の欲望であれば・・・好奇心は欲望なのでしょうか・・・?

夢に見た暮らしや・・・生活が欲望ならば・・・夢・希望は欲望なのでしょうか・・・?

欲・欲望と言われると、何やら卑しい気持ちになりそうですが・・・

夢・希望と言われると・・・清々しい気持ちになるのは、単に言葉の響きであって・・・

優劣を比べる意味合いとは違うようにも思います・・・。

人と違う考え方や、いで立ちをしていると村八分になる・・・相手にされなくなる・・・

異のモノを嫌う習慣が比較的強かったのは・・・島国だからか・・・?

建築で言えば・・・人と違った暮らしをしたいと、建築家にデザインを依頼する方が増えている今・・・

大きく習慣は変わったと思う一つの変化です・・・。

モノを大切に・・・1件1件が不ぞろいで、手直しや移築が当たり前だった暮らしから・・・

変わり映えの無い同じ建物が、ソロソロ並ぶ団地やマンション・・・便利さを求めた時代に・・・

大量生産・大量消費の目新しいモノを追いかける・・・際限のない暮らしになり・・・

今また、ひっそりと静かな暮らしを求めようと・・・建物の様相が変わろうとしています・・・。

大きな変化の無い暮らしと・・・ユラリと過ぎる時間は、欲望では無く希望・・・?

刺激的な暮らしがすぐに変わるようなことが無くても・・・

質素で穏やかな欲望が生まれる・・・そんな暮らし向きであってほしいと思います。

 

 

 

 

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なにかを

2020年07月04日 | 古民家

 魚は、のどに針が刺さると痛いのだろうか・・・?

花は・・・摘まれる時、ハサミで切られる時・・・痛いのでしょうか・・・?

杉やヒノキの大きく育った大木は・・・伐採されノコギリで切られる時、悲鳴を上げているのでしょうか・・・?

命を頂くのに・・・動物も植物も関係ありませんが・・・

表現が見て取れる状況に・・・どうしても意識が偏ってしまいます・・・。

育つ表現の見えない・・・石や土、海や川に山にも命が宿る・・・・

そんな考え方は、かけがえの無い大切な文化だと思い・・・

住処としての家にも・・・何かしらの意思や命があるのかなと思うのは・・・

そんなにおかしな事でもないような気がします・・・。

万物に命が宿る考え方は・・・自分が生まれるはるか以前からあるようで・・・

思うに、モノを大切にする考えと・・・もったいないの教えもあるのでしょう・・・。

古民家は50年以上・・・100年・200年と多くの人の暮らしや・・・

地域の出来事を見守って来ました・・・。

大きく、両の手をいっぱいに広げた木は・・・ツラツラと長い時をそこで過ごして・・・

たくさんの出来事を見守って来ました・・・。

命あるものを簡単に無かった事にする考え方は・・・もっと大切な何かを失う始まりなのかも知れません。

 

 

 

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ばらんす

2020年07月03日 | 古民家

 あんばい・・・ほどほど・・・

何においても、少なすぎたり多すぎたりは困りもので・・・

少なすぎれば、価格が上がって・・・奪い合うような事態にもなりかね無く・・・

多すぎれば、価格が下がって・・・物が溢れ、経済が廻らなくなる・・・。

ちょうど良い加減を見極めながら平和に暮らしている世界は・・・

とても繊細で・・・何とかバランスが保てている、貴重な時間なんだと思う・・・。

自然災害の中で、試練のような時は度々訪れます・・・。

そんな経験を言葉や書物にまとめ、世代を超えて残そうとして来ました・・・。

悲しい出来事は・・・時間だけが解決してくれます・・・。

忘れるのでは無く・・・受け止め、その記憶と共に生きて行く、そんな心持になるようです・・・。

山の手入れをするのは・・・資源として使う意味もありますが・・・

健康的な森の環境を残す事で・・・良材が育ち、水を貯え、土砂崩れなどが起きない山となって・・・

おいしい湧き水や・・・綺麗な川を造り・・・自分達の暮らしを支えてくれます・・・。

人の暮らしの変化で、地域の名前は変わり・・・山を守る人も減って・・・・

先人から教えてもらった教えはどこかに消えてしまい・・・

何を目安にして良いのか・・・トツトツとさまよう暮らしになってしまいました・・・。

今、細い指一本のロープを渡りながらバランスをとっているのか・・・?

一抱えもある太い丸太の上を渡りながらバランスを取って歩いているのか解りませんが・・・

一旦バランスを失えば・・・立て直すには、何十倍も・何百倍も力が必要になる事を、知ってほしいと思います。

 

 

 

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助け合い

2020年07月02日 | 古民家

 農耕民族と狩猟民族・・・土地に根を張り、そこで暮らしを造れば・・・

食や居を探し続ける危険を避ける事が出来ます・・・。

食を求め危険を冒してもさまよい続ける・・・新たな文化や発見があります・・・。

犬に本気で襲われたら、人は大した抵抗も出来ず・・・ひとたまりもないらしいです・・・。

道具が幼い頃・・・動物を狩るのは命がけでした・・・。

マンモスなど・・・どう頑張っても一人では倒せません・・・

だからこそ、多くの手を借りて・・・知恵を使ってワナを造り・・・生きる為に危険を冒しました・・・。

身を守る為に・・・食物を守る為に動物と仲良くなり、人が出来ない所を補ってもらう仲間を作りました・・・。

(犬が人の手助けとなったのは、はるか昔の事ですが・・・飢える事の無い食事を与えてくれる人との利害関係が・・・

犬の価値観と合ったのでしょうか・・・?)

一生の大事業と言われた住まい造りも・・・それを維持するのも、多くの人の手が必要です・・・。

寒さや暑さ・・・外敵から身を守る住まい造り・・・

仲間を増やして・・・村になり・・・町になり・・・地域で協力する暮らしを造って来ました・・・。

土地を大切にする・・・。

土地を求める・・・。

古くから、人にしても・・・動物にしても、出来る人の力を借りて暮らしを造って来た事を考えれば・・・

これからも、そんな助け合いの住処造りは・・・無くてはならない考え方なんだと思います。

 

 

 

 

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