いよいよ酒造りの本格的なスタートです。
当蔵は全量『自社精米』です。
新中野工業製NF-26というコンピュータ制御の全自動精米機。
こいつがすごい優れもので米の品温を上げすぎないように丁寧に搗いてくれます。
昔は精米杜氏と呼ばれる人がいたほど、きつくて技術のいる部署でしたが今は機械がしてくれます。(これだけは機械のほうが優秀)昼夜を問わず、文句も言わず、ひたむきに働いてくれる。頭が下がります。
『自社精米』のメリットはそれだけではありません。
『玄米』を確認できます。
白米を買ってもその年の米の状況は耳から入ってくるだけですが『玄米』を見て、触れることによっていろいろな情報が入ってきます。
それが何かと問われると言葉では言い表しにくいですが感じるんです。
わかるんです。そのことが今後の造りにおいてすごく役立つのです。