「用而示之不用」
(用うるもこれに用いざるを示せ)【始計篇】
「使っても使ってないふりをしろ」ということ。これも詭道の一つ。
要は、「軽々しく手を内を見せるな」であって、どんなに優れた戦略・戦術であっても頻繁に見せてしまったら効果がなくなる。よって必要最小限にすべきであると、言っているのだ。
要は、「軽々しく手を内を見せるな」であって、どんなに優れた戦略・戦術であっても頻繁に見せてしまったら効果がなくなる。よって必要最小限にすべきであると、言っているのだ。
常勝という名をほしいままにしていたナポレオンが戦いの後期において敗れてしまったのは、彼の戦術が広く知られてしまい、研究され尽くしたからともいえるわけで、自分の手の内を相手が知らないということが最大の利点であり、武器であるのだ。
野球だってピッチャーがどんなボールを投げてくるか、予め分かっていたらバッターは打ちやすいってことだ。