みちくさをしながら

いろいろあって、生活を見直している日々。

霧笛

2006-11-12 17:25:19 | 本・映画など
最後の有人灯台が自動化 女島、年内に無人施設に(共同通信) - goo ニュース

関係者の皆様、おつかれさまでした。

それにしても最後の有人灯台。
言葉の響きが何となく物寂しげに感じるのは、レイ・ブラッドベリの『霧笛』を連想してしまうからかなぁ。

『霧笛』は、読むたびに泣いちゃうんだよ~。
人里離れた湾の灯台、霧の中に響く霧笛…って、これだけでも寂寥感たっぷりなのに、仲間を求めて深海からやってくる地上最後の恐竜(恐竜じゃなくて首長竜だと思うが)…。
もうこの設定聞くだけで涙腺ゆるゆるですがな。

萩尾望都が漫画化していたけれど(『ウは宇宙船のウ』の収録)これは、絶対文章で読んだ方がいい。恐竜の孤独が胸を締め付けるぞ~~~。

『霧笛』は早川文庫『太陽と黄金の林檎』に収録されていますが、私としては新潮文庫『恐竜物語』がオススメ。
恐竜の話ばかり6編を収めた本で、イラストもメビウスら有名どころを揃えているので、眺めているだけでも楽しい。
しかも、序文がレイ・ハリーハウゼン。恐竜映画好きにはたまらんでしょう!
でも、この新潮版はもう絶版なんだよなぁ、残念です。


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