熊本地震の被災地の自治体は混乱しているようです。おそらく地域防災計画にも書かれていないことを、今必死でやっていることでしょう。
まずは人命救助。そのためには被害の状況把握。そして捜索活動です。
今避難所に多くの人たちが逃げてきてると思いますが、対応できる職員なんていません。ましてや備蓄も少なく食料や環境を整えるなんて無理でしょう。
そういう状況のところに、マスコミの報道に乗って「ないかしなければならない」と思い込んだ全国の皆さん、出番はまだですよ。現地はそれなりに頑張っているのです。確かにおむつやミルクだって足りないかもしれません。統率の取れていないところに押しかけて行ったり、需要のないものを救援物資として持ち込んでも、それは本来の救援にはなりません。
東日本大震災の時も同じでした。教訓にするべきは、被災当日から快適な避難所生活が送れることではありません。自分の備蓄で3日間生き延びることです。それが教訓だったはず。あれだけ災害で苦しんだのに、我々はいったい何を教訓としてきたのでしょう。