人生いろいろ、たぶん大丈夫だ?

40代の中年おじさんです。「四十にして迷わず」うーん、迷える中年羊を誰か救いたまえ。

地上デジタル完全移行(我が家)

2011年08月27日 11時09分19秒 | 社会
平成23年7月24日、この日をもってテレビのアナログ放送が終わりました。(一部地域を除く)
以前のブログで我が家ではアナログテレビの終焉に立ち会う、と言う趣旨のことを書いていました。その通り、アナログ放送が終わってから数週間してのデジタルテレビの購入です。

なんだかんだと言う割には、パナソニックのプラズマテレビを中心にシアターラックまでそろえてしまいました。
購入時期がエコポイントも終わり、震災後でもあり在庫不足の時期だったのか、即納というわけにはいきませんでした。このテレビの更新に当たって考えさせられたことを数点。

エコポイントで騒がれていた時期には商品としての魅力が伝わってこなかったこともあり、購入意欲は全くありませんでした。その後、液晶テレビではLED搭載、3Dの搭載などのさらなる技術的な発展がありました。当然後から買った方がよいのでしょう。エコポイントの効果はいかほどになったのでしょうか。3Dは発展途上みたいで、もしかするとまた消えるかもしれません。

地デジ移行の説明はわかりにくかった。
何がメリットなのかをはっきり打ち出せていません。今回購入してみて思ったのは、テレビの技術の発展が盛り込まれているのにそのことが伝わっていませんでした。時期が来るとテレビが映らなくなるので買い換えましょう、じゃアピールが足りません。データ放送がどうのこうの、赤いボタンがどうのこうのはコンテンツ次第です。

これは、と思ったメリットは録画の簡単さです。番組表を選んで選択するとハードディスクに録画されます。たったこれだけです。我が家の使い方の一番のメリットはこの点でした。

相変わらず、最近のコンテンツはダメですね。チャンネル数が増えたので、これから内容の吟味は必要ですが、少なくとも「見たい」と思う番組がありません。予算不足な番組が多くて、それが表面に出てきてしまいチープなものへの嫌悪でテレビを嫌っています。タレントや芸人の個性頼みの番組は飽きました。

家の中のテレビが1台になりました。何も不自由は起きません。元々1台で十分だったと言うことです。

個人的な希望を言えば、ドキュメンタリー、音楽、映画の放送が増えてくれるとこのテレビを生かせるのにと思っています。頑張ってください番組制作会社の皆さん。
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TRIO KT-7500

2011年08月24日 21時46分18秒 | モノ
趣味は何?と聞かれると困ります。なぜなら、他人様が言う趣味に比べるととても浅いからです。深く追求するにはお金も時間もないので、本当にさわりを囓るくらいです。有り体に言えば、「中途半端」なのです。

表題の機械は何でしょうか?
そう、FM/AMチューナーです。今から30年以上前の製品で、おそらく私が中学生の頃に世に出たものです。これを中古品やさんで見つけて手に入れてしまいました。

そもそもなぜ今頃このようなものを手に入れたのかご説明いたしましょう。それにはテレビの完全デジタル化が大きく影響しています。

私の家では7月24日以前は各部屋に1台ずつブラウン管テレビがありました。それがデジタル移行を経て、居間の1台に集約されました。従って残りの部屋には音響機器しか残っていません。
ある日、自分の部屋の壁にあるアンテナのアウトレットを何気なく眺めていました。テレビもなくなってしまったけれど、最近のテレビ番組もつまらないのでまあいいやと思っていました。
ふと気が付きました。そういえば家はケーブルテレビだった。以前その会社のホームページを見たときラジオも受信できると書いてあったような・・・。さっそく電話して確認したところ「チューナーのアンテナ端子に同軸ケーブルをつなぐと受信できます」とおへんじをいただきました。

そうと決まればチューナー探しです。新品なんて知りません。何せ趣味、「オーディオ」ではありませんから。中古品やさんを何件か回ると、ジャンクのコーナーにこの品がありました。デザインは古くてダイヤルもくるくる回さなければなりませんが、貫禄だけは十分でした。もう少し新しいものはないのかと思って店内をくまなく探しましたが、このときは(幸いにも)この1台しかありませんでした。

ジャンクの棚からカウンターへ運びました。そしてジャンクの掟破りで店員さんに質問しました。当時チェックした方はいなかったようでしたが、わざわざ電源を入れて頂きました。しかし、残念ながらFMを受信するためのアンテナ線がなくてAMのみの確認です。
ジャンクですからFMの受信ができない可能性もあります。その辺がはっきりしませんが、怖いもの見たさに購入しました。

自宅に設置して、これまた中途半端なシステムにつなぎスイッチを入れると、「おお、ラジオが聴ける」という結果になりました。

30年以上の前の機械ですが、今によみがえって私の部屋で音を奏でてくれます。

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制服捜査

2011年08月10日 02時00分17秒 | 作品
佐々木譲著。
警官の血から愛読が続いている同じ作家の作品です。

5つの短編からなる本ですが、登場人物や設定は一貫したものとなっています。

本来は事件の捜査には深く関与しない駐在警官を主人公にし、北海道の田舎町を舞台に起こる事件事故を警察組織の掟を破ってまで、時には常識破りな方法で解決(あくまでも読者のために)していきます。

お読みになった方は分かりますが、本書の一番最初の場面がこの本の重要な要となっています。

舞台は狭い十勝地方の小さな町。登場人物も開拓を乗り越えて現在へと続く地元の人たち。主人公は元刑事である単身赴任の駐在警官。時代の背景には北海道警の裏金事件の影響を受けた警察人事、などが舞台となっています。本作には派手な大舞台というものはありませんが、とても身近な狭いところで、じりじりと物語が進んでいきます。むしろ緊張感という点では、この物語には大舞台は必要ありません。

起こる事件は最後の誘拐をのぞけばどれもどの町にでも起こりえることばかり。でもそれらの事件の背景には、町の歴史と人脈が絡んでします。
日本の片田舎に行けばあり得るのだろうと思わせるエピソードです。

「うたう警官」も読みましたが、こちらは舞台が大がかりになっていてちょっと現実感が薄くなります。しかし本作は、近所の駐在さんが主人公ですので、いっそう親近感があります。

やっぱりかなりのリサーチがあって、この作品が誕生していると思いました。
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戦火のナージャ

2011年08月08日 21時29分07秒 | 作品
映画館で見ました。
上映時間2時間30分。この監督の作品を見るのは初めてです。「太陽に灼かれて」の続編のようですが見ていません。

第二次世界大戦のソ連戦線を舞台にした親子の絆のドラマ、と宣伝されていました。
確かにそう見ればそういう風にも見えます。しかし、私は「元英雄の軍人がスターリンによって粛正され、その後どう生き延びたか。若いロシア人の女性がどう戦争と向き合っていたのか」と思ってみていました。
設定は違いますが、戦争の過酷な運命と言うことで韓国映画の「ブラザーフット」を思い出しました。

親子の絆の物語はこの映画ではあまり描かれていません。2時間30分という長い映画ですが、続編があるはずです。そこまで見終わらなければ、この映画について何とも言えません。
また実際に見てもらえば分かりますが、映画の中で時系列が行ったり来たりするので、そこをはっきり理解するまで少し混乱しました。
そしてこの映画は1941年の場面で終わってしまいます。おそらく長編3部作のような体裁になると思いますが、早く結末を待っています。

印象に残ったシーン

塹壕でドイツ軍を迎え撃つために銃を構えて待つエリート兵の銃剣から始まりワンカットで兵士の目、そして引き金までのシーン。
このシーンで新品の小銃の美しさを際だたせ、その後の戦闘後のシーンで破壊された小銃を映したカット。結局この戦闘はどちらが勝利したのか分からないのですが、圧倒的な武力に対して、貧弱な兵器と士気だけで立ち向かうソ連兵の悲しさが読み取れます。

なぜコトフが懲罰部隊から抜けようとしなかったのか?屈辱?何かもっと他の理由がある気がします。

教会に残された娘の名が入ったショルダーバックを発見する父。娘が生きてしかも看護兵になっていると知った父。
このへんの描写がこの映画には描かれていません。続編への布石と思われます。
それに伴って、ナージャが看護兵になるエピソードも全く描かれていません。やはり続編が必要です。

看護兵ナージャが負傷兵に呼ばれ、治療をするシーン。
破壊された都市のくすんだ色の中で、若い娘の肌の色が際だっています。(実際に見てください)

たびたび出てくる回想後のコトフの顔のシーン。凍てつく雪の中、正規のユニフォームと装備をつけている。懲罰部隊とは状況が違うみたいです。1941年、または1943年、いつの時代のコトフだろう。そしてこのシーンに続いて、何かが起こるのだろうと思います。

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オリジナル劇場版「ブレードランナー」1982年

2011年08月02日 00時17分50秒 | 作品
でましたー。
一部に熱狂的なファンがいるおなじみのカルト映画です。
私も大好きです。映画館では見たことがないので、ビデオやDVDでしか見ていません。それでも世の中便利になったもので、この作品の別バージョンを見ることができます。

「デレクターズカット 最終版」は以前から持っていましたので、しばらくはこのバージョンに親しんできました。監督自ら編集したとあっては、これが完成形だと思っているわけです。
しかし、今回は本当に久しぶりのオリジナル版でした。確かにナレーションは入っていない方が良いと思いました。しかし、時代がナレーションを要求したと言うことらしく、2011年の現代であればむしろはいっていない方が見やすいでしょう。
と言うのも、最近のハリウッドの映画は本当にせりふが多すぎ、爆発しすぎです。目を閉じると本当に立て板に水のごとくせりふが聞こえてきます。

せりふで説明しないと映画が成立しないのでは、視覚の方がなおざりになってしまいます
私的には目で見て考えながら楽しめる映画が好みです。
オリジナル版も決してせりふに頼る映画ではないのですが、こうして比較するとやぱっり最終版かなと思います。

衝撃的だったのは、映画本編ではなく、特典映像で監督自ら「このオリジナル版は好きではない」と言っていたことでしょう。
今風に言えば「大人の事情でこうなった」と言うことでしょうか?

次はインターナショナル劇場版に挑戦です。暴力シーンがパワーアップしているので、心してみます。
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