2019年末に世間をあっと言わせた、カルロス・ゴーンの日本からの逃亡。法の網の目をうまく潜り抜けてレバノンに逃げていきました。
逃げるにあたって、手助けをした人物にも道徳的な責任を追及しなければなりません。日本の網の目のほころびに詳しい人といったら誰なんでしょうかね。
弁護人の責任も曖昧にしてはいけません。彼らはカルロスからいくらの報酬を受け取っていたのか、保釈金はだれが用意したのか詳らかにするべきです。
カルロスから見るとどうやら日本という国は二流国に見えていたみたいです。日産を仕切り始めた時の態度も、いまにして思えば企業にとって良かったのかどうか?また、日本の司法制度の彼の目からは同様に人権無視の後進国並みに見えていたみたいです。
逃げた理由が、クリスマスなのに妻と会えない、だそうです。保釈されていない全国二万人の被告人の皆さん、どう思いますか?法の下に平等なはずなのに、金を持っていたがために保釈され、ビジネスジェットで逃げました。お正月もくつろげず拘置所暮らしを強いられていた皆さんは、このニュースを所内のラジオで聞いてお餅をのどに詰まらせそうになったのではないですか?
さて、本来の彼の罪状については、本当は裁判の場ではっきりさせられるべきです。でも、この逃げた行為については現行法では罪にならないのだそうですから、そこは世間の声が必要になります。私は彼のこの行為は、日本を貶めたものであることから許すことができません。
おそろしや国みたいに刺客を送るわけにもいかず、K国のように特務機関が拉致するわけにもいきません。ましてやメリケン国のようなドローンもまだ持っていません。願わくば、レバノンの民衆がけりをつけてくれることを祈っています。