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午前十時の映画祭。
今日はイラン映画の『友だちのうちはどこ』です。
なにしろ、子供が間違えてもってきた友だちのノートを返しに行くというそれだけの映画です。
いやー鉄塔武蔵野線と同じくらいの地味(いい意味でね)な映画。
でも、はじめてのおつかいのような感じで、子供の目線で物事をとらえているのでハラハラしっぱなし。
前回の禁じられた遊びでもそうだけど、子供の純粋さには泣かされます。
小学2年のアハマッド君、なんていい子なんでしょう。
このノートがないと友達は退学になってしまうかも(先生の叱った言葉を信じてる)ということで、そして自分が間違えたので、アハマッドくん真剣です。
子供の映画なんだけど、老人のことも少し描かれています。
アハマッド君と家を探す(結局まちがい?)ドア職人の老人は、
昔は自分の作ったドアがよく売れたのにあるときから鉄製のドアが流行し始め仕事がなくなったとぼやきます。
自分の作ったドアが悪いのならあの時はどうして売れたのだろうと。
うまくいえないけど、時代の流れから外れていく老人の言葉はとても深かった。
ラストは一応丸く収まってよかったなあ。安心したよ。
その後、カーズ2を観ました。
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カーズがおもしろかったので《2》も。
おもしろかったけど、車にくわしかったらもっと楽しめたのになあ。
子供向きにしては、登場人物(車)が多いし、車→人物(たとえばエリザベス女王の車版だとか007の車版だとか)へ、一瞬で変換しなくてはならないのでたいへんでした。
謎解きも子供向けにしてはマニアックでは?
もしかすると30代40代のおとうさん向きかな。
パヒュームだし。
でもカーズの車を買ってごっこ遊びをしたくなるようなそんな映画。
日本は。。。外人が見た日本でした。
イタリアとかかっこいいのに。モナコ風で。