REYの世迷言

日々の日記風ブログ

雨だから~植草甚一スクラップ・ブック

2015-07-03 | Weblog


気になり、行こう行こうと思っていた、あと3日で終了の
《植草甚一スクラップ・ブック》展をみに、世田谷文学館へ行きました。ぎりぎりセーフ。

エッセイは何冊か読んでいたものの、私生活にふれるような展示に少し興奮。
切手のコレクションやコラージュやスクラップはどれもセンスがいいし、生原稿は万年筆の感じがとてもよかったです。
手書きの原稿はらしさがあふれてるし。

植草さんは60歳を過ぎてから、毎年のようにアメリカ旅行してパワフルだし、
伊豆の病院で療養してるときは古本屋もJAZZ喫茶もないので、すごく退屈してたそうです。
若いころの写真は森繁の映画にでてくる人みたいだけど、このひとはおじいさんになってからかっこいい人の代表です。

経堂に長く住んでて、お気に入りは遠藤書店だというので、遠藤書店は行ったことあります、
ハハハミーハーな私。

世田谷文学館はお気に入りの文学館なんですが、それは展示の仕方が愛にあふれてる(かな?)から。
今回も、JJおじさん(植草さん)が開きたかったけどかなわなかった古本屋、その幻の店をイメージして再現してありました。ここは写真OKでした。

それにしても、植草さんが亡くなった時、手元にあった4000枚(一説には2000枚)のJAZZのレコードははタモリさんがひきとったとか。

それと世田谷文学館でもうひとつ楽しみなのは、企画展に絡めたお菓子のセットが期間限定でメニューにのること。
今回は植草さんが好きだったタイプのチーズケーキでした。おいしかったです。

ザーザー降る雨の中、行ってよかったなあ。
あ、雨だからミステリーでも勉強しようか。。。は氏の有名な言葉のひとつです。

写真《植草甚一スクラップ・ブック》展ポスター
幻の古本屋(というより書斎みたいでした)三歩屋。
三歩屋店内

文学館喫茶《どんぐり》の植草さんが好きだったチーズケーキ。