オヤジのひとり言

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麻呂から、知らせでおじゃる!!!

2009年07月13日 | Weblog
麻呂から、知らせで おじゃる・

昨日は山鉾の試し引き。

いよいよ本番

山鉾は、

破風彫刻・

天井絵、

欄縁金具・・・

細部にまで妥協を許さないほどの美しさで埋め尽くされている。


中でも、

胴掛けや見送りなどに代表される縣装品の豪華さは他に類を見ない。

祇園祭りの縣装品が、

染織物を中心として集められたのは、

祭の中心となった室町通りが呉服の問屋街であった為ではないか??

その道には目の肥えた旦那衆が、

その財力にものを言わせて、

古今東西、

あらゆるところから一流品を収集したのだろう。

西陣は無論、

朝鮮・

中国・

インド・

ペルシャ・

ヨーロッパに亘る世界各地から、

ゴブラン織や段通など、

様々な染織物が京の地に取寄せられた。


巡行の日、

町衆は軽やかな祇園囃子に載せて、

豪奢な美術品を披露する。

山鉾がゆっくりゆっくりと、

優美に都大路を進むのは、

苦心して集めた至宝を観客に細部に至るまで見てもらう狙いもあるのだろう。

「動く美術館」の名の通り、

風雨や

日の光に晒されながら移動するため

経年とともに色褪せや破れなどが起こるのは避けられない。

これらの美術品の修復・復元は一筋縄では行かないらしい。

技術を持った職人の高齢化・後継者不足だそうだ。

手間と時間が掛かる地味な仕事だが・

伝統継承のためにも・

来たれ若者!!


祇園祭のハイライト、

山鉾巡行は

7月17日の朝、

四条通りに集結した三十二基の山と鉾は、

先頭「長刀鉾」のお稚児さんの注連縄斬りで

エンヤラヤーの掛け声で

四条通り東の突き当たりの氏神さん

八坂神社に向かって東に進みます。

豪華絢爛な懸装品を全身に纏い、

コンチキチンの祇園囃子を鳴り響かせる優美な山鉾が、

四条河原町交差点で一転向きを変える「辻回し」。

掛け声と共に、

山鉾が一気に御所に向かって北へと方向を変えます。

中でも長刀鉾や月鉾などの大型の鉾は約10トン。

「エン・ヤラ~ヤァー・・」の掛け声を合図に

曳き手は一斉に引き綱を曳き、

水を打った青竹の上で

大きな車輪を滑らせます。

きしみ音とともに鉾が動くと、

沿道から歓声と大きな拍手が沸き起こる。


此処でお囃子が「もどり囃子」にかわって

張り詰めた緊張感もほぐれ祭りも佳境に

雅な装いとは全く異なる、

祭りの側面、

静と動

千年以上の間、

祇園祭を受け継いできた町衆の力強さを垣間見る瞬間です。

また、
多くの人が魅了されてきたのも、・

単なる風流だけではない、

「祇園祭」の醍醐味に在るのかも知れませんね??

・ ・・・・・・・静と動を併せ持つ・・麻呂さま 

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みなに知らせでおじゅる。

あしたから宵山まで地下鉄や市バスが増発されるぞよ。

バスは交通規制で一部路線変更もおじゃる、

四条と京の駅で「祇園祭り」の団扇与えるぞよ。

  ・・・・・・・・・・・・・・・麻呂