オヤジのひとり言

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「洛中」・と「洛外」???・・・

2009年07月27日 | Weblog
7/27 (月) 

京の「洛中」・「洛外」とは

京都の都市構造を歴史的に表す言葉です。

かの豊臣秀吉が、

戦国時代に荒廃した京都を建てなおす為、

東は鴨川・西は紙屋川

北は鷹ヶ峯から南は九条まで、

約23キロにもわたる高さ3メートル前後の

土塁 ( お土居 ) を町の周りにめぐらし、

その内側を「洛中」

外側を「洛外」としました。

お土居は、外敵の侵入を防いだり、

鴨川・紙屋川の氾濫から町を守るためのものだったが、

都(みやこ)といなか を分ける文化的な境界線でもあったようです。


以来、京都といえば「洛中」であり、

「洛外」が顧みられる事は無かった。

その後、

高度成長期の都市開発、住宅地開発で

「洛外」は、

何時の間にか『緑と太陽と自然空間が広がる町』のイメージで美しい郊外へと変貌した。

一方『洛中』は、

交通渋滞と騒音・大気汚染と水質汚濁に悩まされ、

「灰色の密集市街地」と化した。

郊外ブームで若者は競って「郊外」へ脱出した。

都市の文化が郊外に広がり、ニュータウンや郊外の住宅地が続々と生まれ、

市街地の空洞化・ドーナツ現象が進んだ。

 だが歴史は今再び巡ろうとしている、

密集市街地は、

お洒落な「まちなか」に変貌しはじめた、

水や空気が綺麗になり、

交通渋滞もぐんと少なくなって、

人々は「まちなか」を安心して歩いたり楽しめるようになった。

古ぼけたイメージでしかなかった町家が注目され、

若者や外人までもが住みたいと思うようになった。

町家が改造されてレストランや洒落た店舗になって、

近年 レトロブームが起こっている。

旧い事がマイナスイメージからプラスイメージへと転換したのである。

京都の「まちなか」が再生したのは、

失った都市の文化を住民が自らの生活様式として復活させたからだと思う。

 都市の文化は、究極のところ住民の生活様式に体現される。

かっての「洛中」と「洛外」の間には、

超え難い文化の壁と生活格差があった。

しかし現代の「まちなか」と「郊外」に格差が無い。

時代は漸くにして、まちなかと郊外の共存の時代になった。



祇園祭り ひとくち MEMO 

⑭太子山 (たいしやま)

聖徳太子が山城の国で六角堂頂法寺建立に使われた杉を得た説話に因み、
この時聖徳太子が胸に掛けていた観音像が今の六角堂の本尊ともいわれている。
胴掛けはオランダ製の花鳥文、山では唯一、松ではなくて杉を用いる。
水引きは華麗な懸装品(舞台裏中釣幕・御神体衣装)が見られるように
組紐を七宝編みにしています。必見物です。

じゃっ・・  


降ったり・止んだり・ピーカンだったり・???

2009年07月27日 | Weblog
7/27 実際にあった・コワーイ・実話

■ 上田の憂鬱

その後バブルの崩壊によって
ご多分に漏れず、
わが社もリストラ、減給、ボーナスカットの嵐となった
早期退職制度が導入されたときは上田も随分迷った。
およそ1千万円ほどの上乗せ退職金が支給されるので
正規の分とあわせると2000万円を超える退職金が
支給される計算になる。
しかし、いつまでもこんな状態が続くとも思えなかったし、
妻の反対もあり思いとどまった。
だが一番問題だったのが住宅ローンの返済だった。
今思えばあの時できるだけ返済しておけばよかったのだが
いつもの通り後の祭りでしかない。
現在ローンの残高は3500万円強、
5年前金利の安いローンに借り換えをして、
ボーナス払いが無くても月20万弱の払いになったので
随分楽になった。
それでも年収の落ち込みには追いつかず、
妻は3年まえからパートにでるようになった。
情けないがパート代の月7万円が無ければ、
娘の塾の月謝さえ大変だ。
上田も月の小遣いを2万円までおさえて
昼は弁当にして、タバコもやめ、
同僚との付き合いもほとんど行かなくなった。

次回に続く

祇園祭り ひとくち MEMO

⑮綾傘鉾 (あやかさほこ)

応仁の乱以前からの由緒のあるもので、
祇園祭りの源流を伝える風流な傘の形を残す貴重な鉾。
傘上のご神体の鶏は金の卵を掴んでいます。
壬生六歳踊斉踊りの棒振り囃子が一体となった風流傘の一種、
傘の周りを飾る垂りは京友禅の人間国宝「森口華広」氏の制作
平成5年に飛天図綴れ織の飾り錦幕を新調しました。
再現された棒振り囃子とともに、6人の可愛い稚児も行列に参加します。

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