今日は息子の運転練習に大学まで付き合った後、自宅に帰る途中、妻から電話。既にメルボルン空港に着いたとの事でした。到着時間を間違えて午後2時15分頃に着くと勘違いしてしまっていたようで、、、途中でUターンして、空港に向かいました。
幸い、大学と空港は方向は同じですから、、、Uターンしてから40分くらいで空港に到着し、あまり妻を待たせることなく、妻を載せて帰ることが出来ました。
飛行機の中では4時間くらいしか寝られなかったそうですが、車の中ではカンボジアでの現地の学校でのボランティア活動や一緒に行ったオーストラリア人の友達の事や同僚の事など話をしてくれました。
全般的に行って、1か月のボランティア活動は非常に上手くいって、アンコールワットなど観光地も見られたし、現地の人とも知り合えて、良かったとの事でした。
ただ、日中は暑くて、現地の小学校ではエアコンの無い環境だったそうで、暑さが大変だったこと、乾季の終わりで雨が降らず、埃が酷かったり、食べ物には気を付けなければいけなかったことなど、苦労もあったそうです。
また、将来、このボランティアをしたいか尋ねたら、現地で色々な経験が出来て、現地の人に会えて良かったけれど、また、同じことをしたいとは思わないそうです。

妻の1か月のカンボジア滞在中、週に2回くらいの間隔で、電話やビデオ通話で話していましたから、久しぶりという感じありませんでした。毎年ひと月くらいお互いが会わないと夫婦関係もリフレッシュできて良いのでは?と思ったくらいです。
やはり、一緒に生活していると、、、自分がベストだと思うことと、妻がベストと思う事は違うことが多々ありますから、半分くらい或るいはそれ以上、妻に妥協しなければいけません。
妻が家に居なかった過去一か月間は、妻に妥協しなくても良かったですから、(当然ですが、、、)自分の好きな様に生活が出来、口論になることは一度もなく、(当然ですが、、、)息子と二人で穏やかに過ごせていたのです。
なので、妻の帰国が近づいてくると、、、この穏やかな日常が終わってしまうのか、、、と、一抹の不安があったのは確かです。
例えば、、、週末の朝、天気が良いから一緒に散歩に行こう、と妻と二人で決めたとします。僕は散歩へ行く準備が直ぐに出来るので、(散歩に行くだけですから、帽子を被って靴を履く以外に特に用意することもない。)玄関の外で妻を待つのです。
しかし、妻は用意するのに時間がかかる人なのです。(多分、多くの女性はそうだと思います。)たった1時間の散歩なのに、水筒に水を入れ、日焼け止めクリームを塗り、服を着替え、トイレを済ませ、リュックサックに雨具があるか確認し、、、などしていますから、、、酷い時には15分以上待たされます。
そうすると、やっと妻が用意が終わって、一緒に散歩に出発する、と同時に、僕が既にストレスが溜まって機嫌が悪くなっていることが多くて、、、「妻を誘わなければ良かった、、、。何で妻は準備にこんなにも時間がかかるのだろう、、、。」などと散歩に誘ったことを後悔しながら散歩を始めることになります。時には、妻があまりにも準備に時間がかかるので、しびれを切らして、妻をおいて一人で散歩に出発したことも1度や2度ではありません。
「え?ヒロシさんの夫婦関係は上手く行っていないのでは?」と思われた方、ご安心を。僕が思うに、夫婦の仲は至って普通で、特に大きな夫婦喧嘩はないです。小さな衝突があるのは確かですが、、、。
夫婦とは言えども、生まれ育った環境は違いますから、所詮は赤の他人です。(日本人同士でも、考え方は違うのに、特に僕の妻はオーストラリア人ですから、考え方は更に違います。どの様に頑張っても、相手の考え方を自分の考え方に変えることは不可能なことは、20数年間、一緒に過ごして分かったことです。
ならば、口論しても所詮は時間の無駄。「あ、これはダメだわ、、、。」と最初に諦めるのが一番の得策だと最近は思うようになりました。
夫婦で平穏に生活する為にはやはり、お互いに多少の我慢をして妥協することだと思います。つまり残念ながら、夫婦で円満に生活する為には、自分勝手に好きな事が出来ないのが現実です。どちらかが常に自分勝手に行動していたら、もう一方は大変なストレスになりますから、いずれは夫婦関係は破綻してしまいます。
ただ、、、結婚してから20数年が経ちますから、どの夫婦も同じだと思いますが、アツアツの夫婦関係なんて最初の半年か1年くらいだったと思います。今日だって妻を空港へ迎えに行った時にもドキドキや再会の感動は全くなくて、「無事で帰って来られて良かったね。」「迎えに来てくれて ありがとう。」で終わりでした。
ということで、今日は妻がカンボジアから帰った話でした。
それでは明日も、このブログでお会いしましょう。