全国で唯一「窯業」を校名にしている、愛知県瀬戸市の県立瀬戸窯業高校工芸デザイン科デザインコースの卒業制作展を、名古屋市民ギャラリー矢田(地下鉄ナゴヤドーム前矢田下車)で見てきました。22日(日)まで。
瀬戸窯業高校は明治28年(1895年)に創立した歴史と伝統のある学校ですが、時代に即応した専門教育を進めるため、3年前から学科の再編と高校の3年間に続いて2年間の専攻科で学ぶ「5年一貫教育」を進めています。
再編で誕生した工芸デザイン科はデザインコースとセラミック陶芸コースからなり、今回は初の卒展というわけです。セラミック陶芸コースの卒展は1月24日から3日間、名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅近くにある「瀬戸蔵」で開かれるそうです。
デザインコースの卒展会場には絵画や彫刻、木工製品などが並びます。
禁煙を進める彫刻や衣装ケース、書棚、テーブル・・・。一見、陶芸とは関係なさそうに見えますが、幅広い感覚を養い、さまざまな表現力や創造力を身に付けて、製品企画や意匠を生み出せる陶工技能者が生まれるのでしょう。