「新しい住まいは広くて伸び伸びできそうだな」とシャバーニ
「新しいところは遊び道具も整っているらしいぜ」とチンパンジー
名古屋・東山動物園の人気者、ニシローランドゴリラ「シャバーニ」の一家と、愛嬌を振りまいているチンパンジーたちが、新居の「アフリカの森エリア」に引っ越すため、6月1日から順次、新居のオープンまで姿が見られなくなります。オープンは、シャバーニたちが新しい暮らしに慣れる夏休み明けになりそうです。
現在の住まいにある屋内観覧場は、どちらも6月1日から観覧を中止。屋外運動場での姿は、シャバーニの家族が6月19日から、チンパンジーたちは6月5日から観覧できません。
「アフリカの森エリア」の開設は、東山動植物園再生プランのひとつ。
ゴリラやチンパンジーの生態をよりリアルに見ることができ、自然や環境、ヒトと動物との関わりを学ぶことができるよう、工夫がこらされているそうです。
2015年度から工事を進め、鉄筋コンクリート地下1階、地上2階の建物や運動遊具、植栽なども完成しました。室内展示・寝室は650㎡、運動場が1,360㎡。タワー、丸太組み、水場、エサ場などが設けられています。
ゴリラとチンパンジーたちの引っ越しは、6月末には完了の予定。しかし、オープンは新居での暮らしに慣れる訓練を済ませてからで、観覧できるのは9月になりそうです。
※以下の写真は「アフリカの森エリア」の外観です。