風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

「楽描き水彩画「名古屋の閑静な住宅街で見かけた『ほうき置き場です」

2018-05-29 06:29:04 | 日記・エッセイ・コラム

民家が並ぶ小路で、何本ものほうきが立て掛けられているのを見て思いました。「近年、めっきり減った言われるご近所同士の会話が、ここにはあるだろうな」と。

教室の屋外スケッチで、名古屋城に近く旧武家屋敷の面影が残る閑静な住宅街を歩いていて出会った風景です。逆さまにしたほうきが箱に差し込まれ、そばにはゴミをパンパンに詰めた名古屋市指定の赤い文字の入った「45㍑入り可燃ゴミ袋」や、枯れ枝の束が置かれています。

カメラに収めながら、ご近所同士の朝の風景を勝手に想像してみました。
「おはようございます」の挨拶で始まり、ほうきを手にそれぞれの軒下や通りを掃くひととき。

毎朝の日課でしょう。お天気の話やお出かけ情報の交換。ちょっとした井戸端会議もあるかもしれません。ほうきが多いのは用途別でしょうか。

今では懐かしくなった「ご近所同士の暮らしと文化の風景」。想像を膨らませただけで、気持ちが温かくなりました。絵は10号です。





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