以前、名古屋市南部の工業地帯で見かけた、有刺鉄線のある鉄板製フェンスと絡まる蔓性植物を描いた2枚です。㊤は蔓性植物が支柱をと伝わって伸び、有刺鉄線に届いたところ。㊦は毎年新しい枝が伸び、枯れることが繰り返され、有刺鉄線に塊ができた様子です。フェンスの向こうにはトラックが止まっていましたが、建物らしいものは見当たりませんでした。いつごろまで事務所などがあったのか、フェンスの赤錆と蔓のかたまりが歳月の長さを物語っています。いずれも10号です。