青空に向かって広がる無数の小さな白い実。散歩道にある公園で、高木のナンキンハゼが、冷たくて強い風に揺れていました。ナンキンハゼは中国中南部が原産。秋の紅葉と、黒い実がはじけて飛び出した直径5㍉前後の白い種子が描く風景は、公園の植木や街路樹として人気があるようです。ハゼの名前がついていますが、触れると肌がかぶれるウルシ科のハゼノキとは全くの別物。ただし、トウダイグサ科のナンキンハゼ実も和ロウソクなどの原料として重宝されますが、ハゼノキと同様に有毒だそうです。