前回、梅雨の晴れ間の名古屋市農業セターで咲く青系の草花たちを掲載しましたが、今回は赤系(黄色を含む)の花です。
まず目についたのは真っ赤なダリア。大型から小型までたくさんの種類がありますが、農業センターで今咲いているのはやや小型。黄色も咲いています。
傍には、見るたびに松島トモ子の「カンカン カンナの花咲けば・・・」を口ずさみたくなる赤いカンナも。
ピンクの頭状花が何本も突き出すように咲いている花があります。標札が見つかないので近くで作業中のセンターの職人に尋ねると、しゃがんで何本もの花茎の中を覗き込み標札を引き出してくれました。
モナルダ(別名タイマツバナ)とあります。なるほど燃える松明(たいまつ)のかたちです。
農業センターに限らず、植物園や公園でも春先に見えていた標札が花の成長によって隠れてしまったり、見る側からはどの花の標札なのか分からなくなってしまうことがあるようです。大変な花壇管理の一面を改めて思いました。
花壇の外で探した花がありました。雑草いっぱいの広場に咲くモジズリソウです。だから雑草の部類に仕分けしている植物関係書も見かけますが、僕は好きな花です。
ただちょっと気難し屋。盛んに咲く年があれば、あまり見かけない年も。農業センターの場合、今年は後者のようです。しだれ梅園の脇や温室、休憩所横の雑草広場ではここ数年、結構数多く見かけたのですが、今年は丹念に探しても30株ほどでした。
ヘメロカリス
モナルダ(タイマツバナ)
ダリア
コモンマロウ
カンナ
モジズリソウ