散歩道沿いの小さな沼地に咲くハンゲショウ(半夏生)です。
沼地は立ち入ることのできない自然観察地なので写真が分かりにくいですが、白いハート形の葉が風にヒラヒラ揺れています。
緑の葉の付け根に咲く穂状の花序の花弁の役割を果たすとかで、葉の表面の3分2ほどが白くなります。虫媒花なので虫を誘うためだと見られ、花期が終ると元の緑に戻ります。
ハンゲショウの名前の起こりは、夏至(今年は6月21日)から11日目に咲くので半夏生、あるいは緑の葉の表面の一部を残して白くなるので「半化粧」との説がありますが、ちょっぴり幻想的で神秘的な風情です。