名古屋城のサクラ見物に出かけ本丸御殿に立ち寄ると、書院一之間で国の重要文化財の障壁画「麝香猫図(じゃこうねこず)」が特別展示されていました。 4月9日(月)まで。
この絵は1604年(慶長9年)、狩野派の絵師による作品。藩主が来客と謁見する表書院のうち、来客の家臣たちが控える三之間の北側戸襖絵だったそうです。
本丸御殿は、大戦末期の1945年5月の大空襲で天守閣とともに焼失しました。しかし、多くの障壁画などは事前に城内の旧陸軍弾薬庫「乃木倉庫」=3月23日のブログで水彩画を掲載=に避難させてあったため無事でした。