先日「新年の年賀状は、干支であるヒツジの絵にしたい」と書きましたが、さっそく水彩画を2枚描きました。うち1枚を使いたいと考えています。
それにしても動物を年賀状用に描くのは大変だ、と改めて気づきました。
ひとつは、動物を年賀状にふさわしい笑顔にすることができないこと。イラスト風にすればよさそうですが、僕にはその能力はなく、このような結果になりました。
さらに毛の色。白やクリーム色のイメージがありますが、モデルになってもらったヒツジの飼育場のグラウンドは牧草地ではなく、土がむき出しです。だから毛は泥やフンでかなり汚れており、彩色に戸惑いました。
顔を大きく描いたヒツジの背景をどうするかでも悩みましが、大好きな山口百恵の「いい日旅立ち」のフレーズを思い出し、青空に浮かぶ羊雲にしました。
ヒツジが家畜として飼育されるようになったのは、紀元前7000~6000年の古代メソポタミアまで遡るそうです。
日本への渡来ははっきりしませんが、少しずつ朝廷への貢物などとして入ってきたものの肉食の習慣がなかったために定着せず、羊毛を得るためにヒツジの飼育牧場ができるなどしたのは明治期になってからのようです。