風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「巨匠の絵画を無料で鑑賞=豊田市のトヨタ自動車『鞍ヶ池アートサロン』が開設20周年」


豊田市・鞍ヶ池公園のトヨタ鞍ヶ池記念館内にある「鞍ヶ池アートサロン」で開催中のアートサロン開設20周年記念企画展を見てきました。シスレーや藤島武二らの傑作が並んでいます。記念企画展は5月27日(日)まで=月曜日休館、但し4月30日(月祝)は開館。入場無料。

トヨタ鞍ヶ池記念館は、1974年(昭和49年)に、トヨタ自動車が生産累計1000万台達成を記念して開設。トヨタの創業期をたどる資料などが展示され、20年前からはアートサロンが併設されています。

アートサロンでは、所蔵する内外の美術作品展をさまざまなテーマで開いており、僕も何度か鑑賞に出かけています。さほど広いギャリーではなく、すごい作品が詰まっている感じ。今回展に限らず、資料展示も含めて入場無料というのも魅力です。

今回の企画展のテーマは「春、明日へのいぶき」。
やわらかな日差しや光を浴びる風景、こぼれる花などを描いた作品など大小24点が展示され、1作ごとにしばらく足がとまります。

中でもこの企画展のチラシの表面に掲載されている作品で、印象派のシスレーが晩年を過ごしたフランスのロワンで描いた「春の朝・ロワンの運河」(1897年)。河畔の新緑の木々、水面への映り込みと揺らぎ、空の描写の美しさに見とれました。

 

あんずの山里の春を描いた岡田三郎助の「信州(安茂里)」(1935年)、鳥羽湾の空と海と島を朝日が染め上げる藤島武二の「鳥羽の海」(1930年)。
薔薇の美しさを勢いよく描き上げている梅原龍三郎の「薔薇」(1975年)や、中川一政の「マジョリカ壺二つの薔薇」(1983年)にも引き付けられました。

ほかに、やシャガール、ボナール、ルノアール、北川民次、萬鐡五郎、鬼頭鍋三郎ら巨匠の作品が並んでいます。




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