この春初めての卒業生が巣立つ、名古屋の愛知県立愛知総合工科高校デザイン工学科の第1回工学科展が、名古屋の芸術文化センター8階で開かれています。20日(日)まで。
3年間の集大成である作品が展示されており、いわば記念すべき「1期生の卒展」。工業製品の企画、設計者を目指して感性と技術力を磨いた成果で、長い学校史の始まりにふさわしい作品が並んでいました。
愛知総合工科高校は2016年4月に開校。機械・電気・建設・化学・デザインの5系7学科の専門学科があり、1年生で工業に関する基礎を学び、2年生から各自に適した専門学科に進む方式です。
会場には、現在の生活文化やAI時代の姿をグラフィックデザインで表現した作品、よりよい暮らしを追求したアイデア作品、次代を見据えた企画の提案までとさまざま。
和風の灯り、軽量で機能的なファッション、客のニーズに適応したコーヒーショップのテーブルなどが並び、学年が上がるにつれて上達したことの分かる鉛筆デッサンも展示されています。