風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

JR飯田線の一泊スケッチへ

 

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(どこからか集まってきたトビの群れ)

僕が学ぶ水彩画教室の「飯田線一泊スケッチ会」が23、24両日の日程で行われ、
台風27号と前線の動きを気にしつつ山里の秋を楽しんできました。教室では原則として3カ月ごとに年間計4回の野外スケッチを企画。うち1回を合宿にしており、ことしの旅先は愛知、静岡、長野の3県を走るJR飯田線巡りだったのです。

豊橋駅から愛知県新城市の長篠へ。ここは織田・徳川連合軍と武田軍の「設楽原決戦」の舞台。雲行きをにらみながら集落を歩き、丸石の石垣や実りの秋を迎えた田畑、蜂矢柿などの柿の木、廃屋、そして長篠城址の巨木などをカメラに収めました。降り出した雨に一行は、先生ら数人の史跡進撃続行組と、撤退組の二手に。僕は後者を選びました。


宿は鳳来寺山のふもとにある湯谷温泉の湯谷観光ホテル泉山閣。湯につかり、飲み、食い、歌いの宴。いつものことながらトシのこと、絵のこと、夜の更けることを忘れてのひとときでした。

でも、さすがは元企業戦士や家庭を切り盛りしてきた主婦たち。雨が上がっているのを知ると、夜が明けるのを待ちかねたように宿を飛び出し、周辺を散策。旅館街や可憐な花が満開の四季桜、飯田線を走る列車、渓流など絵になりそうな風景を探し求めていました。

宿に帰り、驚いたのがホテルのサービスで、餌付けされたタカ科のトビの乱舞。ホテル裏側を流れる宇蓮川の対岸を見ると、高い木々の枝々にどこから飛んできたのかトビがびっしり。その数、100羽はいるでしょうか。エサを入れたバケツを持つ従業員がベランダに現れると、一斉に舞いあがり、投げられたエサを奪い合う空中戦を展開。ヒッチコックの映画「鳥」のシーンそのものでした。

湯谷温泉駅を出て、車窓から近年、人気が高まる秘境駅、天竜川、ダム湖などを楽しみながら長野県飯田市へ。見事な紅葉にはしばらくかかりそうなので、ぜひ再訪しなければと思い、帰路につきました

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(午前6時。湯谷温泉の朝焼け)    (宇連川のミニ滝)

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(三県の境界を示す)                 (四季桜)

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                    (宇連川のつり橋と渓谷)
                
 

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 (トビの乱舞)                  (天竜峡駅)
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         (ダム湖を車窓から。紅葉はまだ早いようでした)

 


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