名古屋の鶴舞公園で真っ赤な実を付けた木と、黄緑色を付けた木が並んでいるのを見て足が止まりました。
赤い実はヒマラヤトキワサンザシ、黄緑色の実はネズミモチです。
場所はスイフヨウ園を囲む灌木の中。
名前の通りヒマラヤ原産のヒマラヤトキワサンザシは、濃緑の葉が茂る枝のあちこちに赤い実の房を付けています。房はナンテンみたいですが、よく見ると直径1㌢足らずの実は、まん丸ではなく扁平型です。
ネズミモチの名前の由来は、直径6~7㍉長さ1.5㌢ほどの円筒形の実がネズミの糞に似て、葉がモチノキに似ているからとか。実は今は黄緑色ですが、秋の深まりとともに黒っぽく変色。子どものころは、家の屋根裏などでしばしば目にしたネズミの糞のようになります。