風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「パソコン絵画・電彩アート展や児童美術展=名古屋市民ギャラリーの展覧会スタート」

名古屋市民が趣味で制作した成果発表の場である名古屋市民ギャラリーも、正月休暇が明けて5日からスタート。
早速出かけ、パソコンによる絵画展や園児から小・中学生の絵画展を見てきました。展覧会はカレンダーの関係で今週は7日(日)までの3日間しかありませんが、年頭を飾るにふさわしい作品を目にすることができました。


 【第1回電彩アート名古屋パソコン絵画作品展】

 パソコンで自由自在に絵画を描く電彩アート。その存在は以前から知っていましたが、作品をナマで見たのは初めてでした。

水彩画を描くことを趣味にしている僕としては、正直に言えば「そんな安易な描き方なんて・・・」とやっかみ半分でしたが、作品を前に説明を受けながら、その奥深さを知って「なるほど、このアートも楽しい」と納得しました。

名古屋の大須にあるパソコン教室「パソコン寺小屋赤門塾」の主催。
ワードやエクセルなどの講座とともに、パソコンによる絵画講座を設けて、初めての作品展を開いたそうです。

展示されているのは約60点。草花や果物、人物、ペット、国内外の風景などが並びます。
ソフトを使えば、短時間で描ける、手が汚れない、制作場所を問わない、描き直しが簡単、片付けもパソコンを閉じるだけ・・・。予想以上に簡単で楽なようです。 

でも、作品を一枚一枚見ているうちに、パソコンで描かれていることを忘れていることに気づきました。言い換えれば、普通の水彩画展や油彩画展を見ている目になっていたのです。 

よくこんな色が出せたな、この光や蔭もうまく入っているな、水の動きがいいな――。背後に、実際にはないビルや山を入れたり、人物や橋を入れたり、滲みやぼかしも。

もちろん、これもパソコンの画面上で混色したり、洗ったり、塗り重ねたりができるからです。しかし、講師の作品と生徒の作品の出来を見分けるまでもなく、構図や配色、筆や画用紙の選択など、それぞれの表現力によって、作品のレベルに大きな差があることが分かります。簡単であること以上に、これがパソコン絵画の魅力でもあるのでしょう。 

※掲載した絵画の写真の一部に、会場の光などが入ってしまいました。申し訳ありません。


【第49回全日本児童美術展】

園児や小中学生らを対象にした絵画塾を開いている先生たちの全日本児童美術協会が主催する作品展。市民ギャラリーには、名古屋市を中心に愛知県内のテーマ作品と東山動物園での親子スケッチ会の作品が、合わせて200点ほど展示されています。

今回のテーマは水彩が「夢」、油絵・アクリルが「自由」。それぞれ素直で大らかな作品が並んでいます。

※作品の写真は、特賞を中心に掲載しました。




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