先日のブログでご案内の通り、グループ展「第9回風の游子展」を、5月31日(火)から6月4日(日)まで、名古屋・栄の市民ギャラリーで開きます。僕も8点前後を出品するため、作品選びを進めているところです。
これまでにブログに掲載したのもありますが、ノミネートした何点かをシリーズで掲載させていただきます。1回目は、超高層ビル建設が続く名古屋駅周辺の一角にある柳橋市場のひとコマと、駅近くのガードをくぐる生活道路を描きました。
【名古屋・柳橋市場、午前9時】(10号)
柳橋市場は明治後期に誕生。「活魚と共に100年」の歴史を誇り、約1万3000平方メートルの敷地に、鮮魚や貝、塩干物、肉、乾物、それに食品包装資材や調理器具など計約300店が軒を連ねています。
未明の午前4時ごろ開店。愛知、三重、岐阜の東海3県の飲食店やホテルなどの業界関係者ら約5000人が訪れ、活気に満ちた売買を展開。
場内には、市場で働く人たちのためだけでなく、一般客にも人気のレストランも増えています。
描いたのは午前9時過ぎの様子。売買の喧騒は落ち着き、後片付けや購入した食品の運び出しのため、台車や軽トラックが行き交います。
大きな魚の頭や骨などを入れたトロ箱を前に置き、背後に後片付けに精出す人を描いて、それなりに動きのある絵になったと思います。
【ガードをくぐる生活道路】(10号)
この絵はブログに掲載したことがあります。
名古屋市内を走る鉄道のうち、新幹線と東海道線、名鉄線は名古屋駅からしばらく並行して走ります。もちろん踏切はなく、交差する道路はガードをくぐります。その一本を描きました。
この道はトラックやバスが行き交う幹線道路ではなく、地域住民らが往来する生活道路です。ひっきりなしに走る列車の騒音が響きますが、朝夕の通勤・通学時間以外の利用者は多くありません。
現場でしばらく立ち止まり、絵の構図や差し込む光の具合などを考えながら、メモ的スケッチやカメラに収めましたが、ガードの向こうに小さく見える婦人が通り過ぎただけでした。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・