エコなニコニコ日記 社会企業エコフェアネットワークのブログ

厳しい時代を生き抜き、よい社会を作るために環境問題や格差問題の代替案である私の事業や参考になるだろう情報を書いています。

本(「エネルギー自治」で地域再生!-飯田モデルに学ぶ)を読んで考えたこと。

2016-05-26 10:10:46 | エコの情報
私が通う飯田自然エネルギー大学の課題のテキスト(「エネルギー自治」で地域再生!-飯田モデルに学ぶ 著 諸富徹 )を読んで、自然エネルギー事業を通じて、地域活性化をしていくために何が必要か、と考えたことをまとめました。

よかったら皆様も読んでみてください。
何か参考やプラスになる点があるかもしれません。

「私はこの飯田での実践例を学び、自分なりに考えた自然エネルギー事業を通じた地域活性化のあり方や方法は、この様な感じかと思います。

私はまずは教育、啓もうが基本で、それも温暖化や原発の危険性を表面的に伝えるのみでなく、もっとそれらは行き過ぎた市場原理が引き起こす現象であったり、人々の生き方や価値観や思想までも、もっと今の社会や世界の実相に合った必要なあるべきあり方に転換していく様な、実学の教育、啓発が大切かと思います。

いわば吉田松陰が行った松下村塾の様な、多様な人達と議論をしながら共に学びあう様なあり方に近いと思います。

そういう内容を公民館なりで、市民自治を目指し、共に作ることを通して、多様な方達とのつながりや活動仲間を作っていくことが重要かと思います。

また私はそこでインターネットをうまく活用して、SNS、ホームページ、ブログ、動画、電子書籍のキンドルなどで、その地域以外のいわば世界中の人たちがアクセス可能な、適切な情報発信をして、いわゆる新たなネット民主主義を作っていくことも大切と思います。

そこで、公民館活動などを起点にまたは、それらと協働しながら、地域でできることから、行動の試行錯誤を行う、現場主義的なPDCAを回すアクションを継続していくことが必要で、重要と思います。

また今は地域の自然エネルギーの可能性を調査するコンサルタントの会社もありますから、そういった会社に、自分達が住む地域でどれだけ自然エネルギーの事業の可能性があるか調べてもらうことも必要と思います。

私が思うには太陽光発電事業は、土地の確保と建設資金の確保が大きなポイントかと思います。

今までは固定買取制度がありましたから、安定してわりと高値で太陽光は特に売電できましたが、これからは主な電気の売り場は電力自由化の電力市場になりますので、そこでシェアリングエコノミーのあり方を活用して、共感による顧客の創造を目指して、電力市場で、多少高くても買ってもらえる様な電力購入者の方や、再エネ中心の小売業者が大企業との安売り競争に飲まれず、生き延びて一定のシェアの確保を目指すべきかと思います。

また立ち上げたばかりのご当地電力の事業には、NPOバンクなり地元に根差した金融機関、地元銀行、信用金庫なりに融資を取りつけられるかは大きなポイントで、そこで飯田市の事例の様に、行政がある程度事業リスクをカバーしてくれる保証があるかないかでは大きな差になってくるかと思います。

また私は今の時代の潮流である、ビットコインやフィンテックと言われるITと金融を融合した民間の金融サービスを活用する選択肢もあると思います。その様なあり方がただ富裕層の資産のレバレッジになるのみでなく、地域活性化の発火になりうるいわば地域通貨の様なサービスとしても生かせるという情報を読んだことがあります。

また地元で自然エネルギーの売電収益が流れて、東京にお金が流れるわけではないシステムとして、飯田市の様な地域の個人の方なりが、太陽光発電なりの自然エネルギーの設置の初期費用が常に課題になりますから、おひさま進歩エネルギー(株)が行政の助成金も活用しながら、初期費用(設置費用)を肩代わりして、設置者の個人なりの方が月々の売電収入で返済していくことは、いわばマイクロクレジットの様で、太陽光ビジネスにある、富む者はますます富み、貧しい者は資産を増やす機会(太陽光発電所を作るなど)すら持つことが難しく、格差がどんどん広がっていくという矛盾や問題を解決や修正できうる素晴らしい制度だと思います。

そこで飯田の事例を見ていくと、行政の協力や理解が成果にかなり大きな影響を与えている面があることは事実と思いますが、これから電力自由化市場でご当地電力の起業が行われると、今までのFITはあまり特に太陽光では期待できないので、飯田のケースの様に、発電した電気をとりえずは行政がそこまで高い値段でなくても、買い支えることをしないと、脆弱な基盤では事業がうまくいかない可能性が高いと思います。

そこで問題は行政という公的機関が、社会的企業という公的な事業理念を持ちながらも利益を出していく民間企業の存在をどう見て、いかに扱うかだと思います。

現状の自治体は公民館なども、民間の利益を出す営利団体は事業理念や事業の実態がいくら公的なものでも内容を問わず、協働の活動や利用をかなり制限していると思います。

そこで飯田市は条例などの法的解釈よりも、実態を見てコミュニティービジネスとの協働に踏み切ったことは大きな英断で、今後のご当地電力の行政との協働での模範になるべきで、杓子定規な解釈より、こらからはこういう柔軟性がより必要と思います。

結論として、私は今回の飯田での事例を学ばせて頂き、また多くの同様の事例や、私の試行錯誤の事業や活動のあり方からして、いわゆる奇策をねらうより、松下幸之助の言葉で言えば「素直な心で凡事徹底。」(私心にとらわれず、実相をあるがままに見て把握した道理から見えてくる、何が正しく何をなすべきかという、当たり前のことを着実に行う。)という姿勢が重要かと思います。

私は今回学んだことやこれから学ばせて頂くことを踏まえて、私も実相に合った道理に基づくあるべき当たり前のことを、一つ一つ着実に実行していきたいと思います。」


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新しい時代はすでに現場で始まっています!

2016-05-23 16:27:36 | エコの情報




今日嬉しかったことです。
一か月程前に仲間と植えた有機のジャガイモが、実はちゃんと芽を出して育っていたこと。

これから学ぶ、ご当地電力の事業のやり方を学ぶ学校の課題のテキストを読むと、正に自分がやりたい、やってきたこととドンピシャで、すごく面白いこと。

今までは人の畑や田んぼを手伝うあり方でしたが、今は自分で計画して作業する、高坂勝さんがおっしゃる自給力、作業は雑草抜きでしたが、畑で体を動かす楽しさを実感しました。

一緒に作業してくれた友人や、畑を貸してくれた方、保証人になってくれた地元の方や親、有機の農法を教えてくれている側で一緒に畑をする方や農協のスタッフの方。
長野県飯田市の事例では、小さくても少しづつ信頼を得て、冒険的な事業をするご当地電力事業者、それを真摯に支える行政の方達や、公民館で一緒に市民自治を育ててきた市民の方達、そのあり方を本にまとめた著者。

多くの方達の地道な努力と協力で、もう新しい時代は現場で始まっていることを、深く実感しました。

関係者、皆さんに深く感謝したいです。

あと畑で撮った母と私の写真です。

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自然エネルギー事業者を育成する飯田自然エネルギー大学へ入学できました。

2016-05-14 19:43:52 | エコの情報
私はこの度長野県飯田市にある、おひさま進歩エネルギー(株)が開校する飯田自然エネルギー大学へ応募していましたが、合格を頂きました。

募集要項
新エネルギーの会社を退職して、自営で仲間といろいろ試行錯誤して進む中で、正に「渡りに船」の様で、非常にありがたいです。

ある意味これからが始まりで、着実に学びちゃんと事業を形にしたいです。
しっかり学び、ご当地電力の普及や地域活性化や、ひいては持続可能な社会を作ることに貢献できる様にがんばります。

皆様もどうぞよろしくお願い致します。
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エコプロダクツのご報告です。

2015-12-20 17:35:18 | エコの情報

私は12月10日から12日までの環境イベントであるエコプロダクツに最終日に行ってきました。

JクレジットというCO2削減した価値を経済的に認め、取引する制度を初めて知りました。

日本版の排出権取引に似ていますが、なるべく金融のマネー操作にならないように注意しているらしいです。

北海道でバイオガスで地域の活性化や、そこを基点にソーシャルファームという市場になかなか入れない人への雇用や社会参加の場を提供している企業さんも知りました。
北海道バイオリサーチ株式会社

またCOP21でこれからはCO2削減に数量は明確化されていませんが、すべての国が削減の義務自体はおうことが決まり、これからアジア、特に中国への公害防止装置、省エネ技術、再生可能エネルギーの導入がかなり進んでくると思います。

そこで民間会社が世界中の国々と貿易やビジネスをしたい時に、窓口になり、その国の状況をデータで教えてくれる
JETROという団体を教えて頂きました。

また水素エネルギーが燃料電池車や、エネファームなどですでに市場に出てきていることや、木質バイオマスからも水素を出せるなど勉強になりました。

またバイオマス産業社会ネットワークさんというNPOでは、中小企業やNPOが地域でバイオマス事業をするために、具体的にどうしたらいいかを丁寧に教えて頂きました。
会員になると、もっと詳細を教えてもらえるそうです。

私は多様なセクターの団体や人達が、各自のフィールドで持続可能な社会にするためにいろいろ試行錯誤している様を実感して、どの分野や是非というより、違いを超えて協力していくことが大切と思いました。
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弊社で発生した木材をできればバイオマス化したいです。

2015-11-26 19:47:45 | エコの情報
今日私は昨日知らぬ間に疲れがたまっていたのか、爆睡してしまい、目覚まし時計が早すぎて二度寝してしまい、またも寝坊してしまいました。
そして9時半に仕事場に着きました。
社長をはじめ会社の方達が情けない私に親切にしてくれて感謝にたえません。

そして作業は太陽光発電所を作るために切り出した木材の選別や破砕してチップにする作業をしました。


会社の上司の方が、この木材を引き取ってくれる業者さんがいないか聞かれました。

私はできれば木質バイオマス発電所が木材供給が足りないなら、お売りできたらとか考えています。

そして会社の同僚の方に、チップを使い燻製料理を作る方法を教えてもらいました。

今夜余力があれば、早速買った塩さばやベーコンを燻製にしたいです。
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山梨県清里にあるエコ団体のキープ協会を訪ねて考えたこと

2015-09-18 09:43:47 | エコの情報
今日は清里にあるキープ協会の八ヶ岳自然ふれあいセンターや、清泉寮や、創立者のポール ラッシュ記念館に行きました。

私は山梨に引っ越しても、森を散策したり、野生の生き物の生育を観察する機会は、あまりありませんでしたが、こちらならそういう場をたくさんお持ちの様です。

また彼ら達以外のいろいろなエコな温暖化防止の活動にも、協力的で感謝します。

こちらの団体の創立者のポール ラッシュはほぼ戦後に清里にこちらの団体を作りました。


農業による復興。
民主主義の市民の創出。
キリスト教による、利他や愛を教える精神性の教育。

かなり先人の歩みと、現在のスタッフの方達の暖かさに、嬉しい感銘を受けました。


また印象的だった言葉が、
ポール ラッシュの座右の銘です。
「Do your best、and it must be first class.」
こちらの団体の翻訳だと、
「最善を尽くせ、一流であれ。」
となります。

ただ私が英文を訳すと、
「最善を尽くせ、それが一流にちがいない。」
または、
「最善を尽くせ。そして、それは一流にならないといけない。」
となります。

私の訳は、私が座右の銘にしている松下幸之助の言葉である
「人間としての成功とは、地位やお金より、自らの天分を完全に生かしきることだ。」
と内容がかなり近く、荒野を切り拓いてきた先駆者達の深い多面的な意味にとれる精神に触れて、何か勇気をもらいました。

また頻繁に自然体験に来たり、もしできたら北杜星(株)などと何か協力してイベントなどできたらと思います。
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社会貢献型の投資信託会社「鎌倉投信」の説明会に参加しました。

2015-01-24 06:05:25 | エコの情報

この会社は、今の金融資本主義が強まっているアベノミクスによる貨幣発行による株価高騰が続く現在に、ちゃんと社会の実業で社会へ貢献して、手堅く収益を出している企業への投資を行っている会社です。

鎌倉投信

またこの説明会に集まっている人達も、投機ではなく、投資として、「勝てば官軍」的な発想でなく、まっとうな事業への投資によってお金を稼ごうとして、さらに社会を良くしていこうという意志も感じました。

さらにこの会社の利回りはかなり良く、バブル的な感じの企業が短期で消えていく中で、コツコツとやるべきことをやり、関係者を大切して、長期的な社会のことまで配慮した企業が、ちゃんと実業で中小企業でも成果を出していくことが証明されていて、勇気づけられました。

ただ非上場企業には、原則投資や融資をできないのは残念と思いましたが。

これからの金融のあるべき姿を体現していて、応援したい会社だと思いました。
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古典「森の生活」を書いたソローのあり方から粘り強さを学ぶ

2014-09-18 00:09:28 | エコの情報
「しばし生活から離れ、森の中で本当に大切なこととは何か、考えよう。」

古典的な名著「森の生活」を書き、当時のアメリカの常識に挑戦した思想家ソローの言葉。
彼が上記の出世作「森の生活」を書く二年前に、大量のデビュー作の返本の山を抱えました。

歴史は、イケイケのゴールドラッシュの様な時代のアメリカに、今で言う自然保護を訴えた彼は、「森の生活」も出版直後はまったくと言っていいほど、相手にされませんでした。

しかし、じわじわと彼の言う主張のあり方が認められる様になり、ついには時代を超えて読み継がれる名著に、なりました。

彼から、いわゆるオルタナティブやマジョリティに意見する文化は、長い粘り強い努力の必要さを伝えていると思います。
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高坂勝さんが講師をするダウンシフターの塾が生徒を募集しています!

2014-07-17 15:17:22 | エコの情報
私は高坂勝さんが営んでいる池袋にあるオーガニックバー「たまにはTSUKIでも眺めましょ」に時々行かせてもらっています。

そこで、高坂さんを含め、いろいろなダウンシフターをしている人達や、これからしようとしている人達などと交流して、この自由で創造性ある、自然や人にも優しい、自分や社会に嘘をつかない生き方にすごく惹かれています。

今の自分の働き方や生き方に疑問や行き詰まりを感じている人達など、応募は明日までですので、参加されてみてはいかがでしょう。

ここで学んだことを本気で活かそうと思えば、長い目ですごく身になることが学べると思い、お勧めいたします。

以下の文章が高坂さんからの案内文です。


【 あなたもダウンシフターズになろう!
     by わたしたち電力の学校(講師 高坂勝)開校! 】
残り1~2名(明日で受付終了)で〆切になるようです。
NPO greenz「わたしたち電力」に主催して頂く、全5回の連続講座です。
ダウンシフターの意義を深め、参加者同士で自分探しを棚卸し、実際のダウンシフトを知り、学び、実践し、高坂のフィールドワーク現場を五感で感じてもらい、自由への生業や半農へ踏み出せるよう、様々なことを出し惜しみなくお伝えしたいと思います。
詳細やお申し込みは ↓ よりお願いします。
詳細や応募


第1回 7/19(土)18:30-21:30 第2回 8/2(土)13:00-17:30
第3回 8/16(土)18:30-21:30 第4回 8/23(土)10:30-17:30 @匝瑳
第5回 9/1(月)19:30-21:45 @たまにはTSUKIでも眺めましょ
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ネット選挙解禁のニュース記事と、今後の動きについて

2013-05-22 22:34:14 | エコの情報

私は昨日勝間和代さんの「目立つ力」という主にブログ活用の本を読んで、これから、出来る範囲でブログを頻繁に更新しようと決めました。

私は緑の党の会員で、今参院選に向けていろいろネット選挙解禁について、ネットで検索したり、本屋で関連本を読み漁ったり、探っています。

そこで今日のgoogleニュースで見つけた以下の記事を基に考えてみたいです

記事

LINEやグーグルやtwitterが、選挙に向けてサービス展開しているようで
興味深いです。

私が仕入れた情報によると、アメリカでオバマはネットで多くの寄付金を集め、また政治家の政策の動画は、短くコンパクト程影響力が大きいらしいです。
ヒラリーは数百もの細切れの政策などの動画をユーチューブに流し、善戦したようです。
韓国のこの前の大統領選挙にもネットが大きな意味を持ち、この変化を的確に
効果的に活用した者が、新しい時代を作っていくと思います。
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