エコなニコニコ日記 社会企業エコフェアネットワークのブログ

厳しい時代を生き抜き、よい社会を作るために環境問題や格差問題の代替案である私の事業や参考になるだろう情報を書いています。

わかもの就業支援施設閉鎖について

2007-03-25 23:25:31 | Weblog
私が頻繁に通っていたヤングジョブスポットよこはまと言う主に35歳以下の若者の就職を支援する
施設がありましたが、昨日で閉鎖になりました。
3年か4年前に国がフリーター対策として作った施設なのですが、その後同様の施設が結構できたので、全国的に利用者が減ったらしく国が閉鎖することを決めたらしいです。
しかし、ここヨコハマはうまく活動が軌道に乗り、利用者もどんどん増えていたのに同じように閉鎖になりました。(別に私はここが閉鎖になるから就活したわけではないですが、本当に偶然の一致で時期が重なりました。)

まあそれはいいんですが、ここは実際引きこもり経験者であったり、その一歩手前というか仕事には一歩踏み出せない人達が結構多く通っていて、そういた人達がここがなくなると行き場所や居場所がなくなり結果的に引きこもりになってしまうのではないかと思います。
もちろんここに安住してしまうのもよくないですが、ステップとして生かす時にはすごく必要な場所です。
昨日も最後なので顔を出したのですが周りの様子を見てすごくそういった危険性を肌で感じました。
またある程度年が行ってくると学生時代の友達は大体働いているのでなかなか会えなくて、結果的に孤立し、気力が下がり、引きこもりになっていってしまう危険性が結構あると思います。

まあ今の私はここがなくても大丈夫で、そこのところはもう乗り越えたのですが、ここがなかったらそのステップが踏めていたか不安な部分があります
ここに頻繁に来る人はほとんど男ばっかりなんですが。

引きこもりの親の話を聞いても、結局そういったところを抜けるのは最終的には他者の助けではなく本人の意志だと感じたところがありましたが、そいったものも仲間との付き合いから自信とか刺激をもらって産まれる部分があると思います。

まあ今更この施設が閉鎖になるのは変わらないのですが、今後そういった若者のたまり場的な場所は絶対作る必要を感じます。
今ヤングジョブスポットのスタッフのリーダーだったMckeeさんがユースポート横濱というNPOを立ち上げて、そういった若者の居場所つくりに日々奔走しています。
しかし実際なかなか資金的なところで苦労しているようです。

私の経験から言えば、他にもある支援施設でいろいろアドバイスをもらったり、情報を調べられたりするのもいいんですが、結局そういったものは本質的には仕事に踏め出せる人には効果があっても、仕事に踏み出せない人にはそんなに効果がなく、やっぱり人との繋がりがパワーの源であり、仲間がいるかが仕事に踏み出す上ですごく重要だと感じてきました。

私はニートは必ずしも国が豊かになったからだけが原因ではなく、もっと人の孤立化に原因があると思います。


今安部首相は再チャレンジを国策として掲げていますが、そういったことを本当に実践したいなら、企業に中途にも正社員の道を開くのみでなく、こういった居場所つくりや仲間つくりの施設を続けていってほしいと思います。

今の時代はニートが55万人、引きこもりが100万人から200万人いると言われている
ようにそういった人達が相当数いるんで、この問題はこれからの時代避けては通れないことだと思います。

ちなみによこはま経済新聞にもこれに関する特集記事を載せています。

こちらを読んでもらえればよりよくわかると思います。

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