2017.10.14(土)
第48回衆議院選挙に向けて有権者諸氏に是非読んで欲しい本を紹介。特に浮動票諸氏、野党支持諸氏には読んでいただきたい。日本の将来を決定付ける選挙です。良く考えて投票しましょう。
『カエルの楽園』 百田尚樹著 新潮文庫 評価☆☆☆☆☆ ’17年10月10日読了 再投稿
寸評:ひょっとすると、10月10日公示、10月22日投票の衆議院選挙に合わせて発売された本かも知れない。余りにタイミングが良すぎる。この本は寓話の形を取りながら、日本国の本質をえぐり出した名著であり予言書である。読み始めればすぐに現代の日本社会、そして安全保障をテーマにした物語だと言うことが解る。物語はカエルの社会に例え、日・中・韓・米が入り乱れる。何より怖ろしいことは、この寓話が現在、我々の目の前で少しずつ現実になりつつあることだ。勿論、この寓話は別の読み方もできるが、著者の謂わんとしていることは、9条の改憲が出来なければ日々高まる中国や北朝鮮の脅威に対して、日本は国民の命と安全を守ることが困難であると言いたいのだろう。本書の結末では、かつて楽園だったナパ^ジュ(JAPANを反対から読む)国が壊滅し、生き残ったカエルたちは食用の奴隷か普通の奴隷にされてしまう。9条を頑なに信奉し、紛争や戦争さえなければ奴隷の平和でも良いと心から思っている。現在、こう思っている日本人の何と多いことか。
『日本よ、咲き誇れ』 安倍晋三・百田尚樹共著 WAC文庫 評価☆☆☆☆☆ ’17年10月12日読了 新規投稿
寸評:10月11日発行の著書であるから、10月10日公示、同22日投開票の第48回衆議院選挙を睨んでの発行であることは間違いない。首相とベストセラー作家のコラボであるから、この時季相当のインパクトがある。5章からなり、第1章は2012年の両者の対談、第2章も2013年の両者の対談、第3章は百田の著書について両者の対談、第4章は2012年と2013年の百田の安倍晋三論、第5章は2017年までの安倍総理の講演録からなる。
中国の領海侵犯と恫喝、北朝鮮のミサイル・核問題、中国・韓国が仕掛ける悪辣な歴史戦などこれらを乗り切らねば日本の未来はない。これらの重要諸問題を解決に導くことができるのは安倍首相をおいて他にはいない。今回の総選挙で与党が過半数を獲得すれば一気に9条改憲の機運が高まるのだが・・・。購入後一気に読了した。
『日本会議 戦前回帰への情念』 山崎雅弘著 集英社新書 評価☆☆☆☆☆ ’17年8月25日読了 再投稿
書評:本書は日本会議が設立された歴史的背景と会議の最大の目的である「憲法改正」、安倍政権の諸政策と日本会議の主張や運動、思想や価値観、目指す方向等が一致している安倍政権との繋がりを検証している。先に結論から申し上げると、私は著者の意見とは恐らく対極にあると思われる。
日本会議の何が悪いのか?一旦緩急あれば・・・の教育勅語の復活が何故悪いか?世界のどの国から見ても自国を自国民が守るのは当たり前のこと。自民党の憲法改正草案にも揚げ足取りとしか思えないような論評である。先に読んだ「戦争と平和」百田尚樹著とは対極の著書か。
著者は戦史・紛争史の検証・分析の歴史研究家であり、この著書では大東亜戦争時の国家神道・国体思想の批判に徹している。要するに過去の大戦の反省である。確かに戦時下の国体明微運動(「国体の本義」、「臣民の道」は天皇と国民の道を表したもの)は現代には必ずしもそぐわないかも知れないが、精神的・普遍的な伝統文化・精神は守らねばならない。
著者は政治的には日本会議が戦前回帰の懸念ありと警鐘を鳴らしている。では、近年の中韓両国の日本の領土・領海侵略侵犯に対しては手を拱いて遺憾の意を表明するに留まっているが、これで国を守っていけると思っているのか?中国は沖縄までも自国の領土だとうそぶいており、このままでは何れ日本は中国の属国になってしまう。
著者は本当の愛国心云々と言うが、安保条約の下での現状維持が愛国者なのか?勿論、条約は戦争回避の抑止力となるが、抑止力だけでは国は守れない。これは愛国心というよりも寧ろ、「9条教信者」である。
日本会議に否定的な著者は、現憲法下で70年間、平和的な発展、繁栄を維持してきたではないかという。非政治的な文化の維持や存続に関する日本会議の運動には敬意を払うと述べているが、過去の反省のみ(著者の検証・分析力には敬意を払う)で今後どのように国を守っていくのか具体的な将来の展望がないのだ。反省は必要だが批判ばかりでは国は守れない。
自分の考え方に否定的な本を読むのも面白い。長くなったので寸評じゃなく書評としたい。
『戦争と平和』 百田尚樹著 新潮新書 評価☆☆☆☆☆ ’17年8月18日読了 再投稿
寸評: 3章からなり、第1章は日本人は戦争に向かないのではないかと言うことを、大東亜戦争を振り返り検証、何事にも合理的なアメリカに対して、精神論や縦社会で立ち向かう日本が敵う訳がない。個々の技術的な性能や技術は日本のものが上回っていたものが多いが、何しろ物量面で敵う訳が無い。それとこれは明記しておきたいが、かの大戦は侵略戦争では断じて無いということ。このことは、マッカーサーやパール判事もアメリカ上院で述べている。この本では触れていないが、日教組などは真逆の偏ったことを教えているので、真の教育には悪影響を及ぼす。
第2章は「永遠の0」は戦争賛美小説か?をテーマに出版に至るまでの経緯や出版後の批評などを著者自らが振り返る。
第3章は護憲派に告ぐ!がテーマ。憲法改正について熱く語る。一刻も早く憲法9条を改正した上で、自衛隊を正規の軍隊にしなければならない。専守防衛では国は守れないのだ。そもそも日本国憲法は戦後、GHQの素人軍団25人(弁護士は4人、メンバーには女性タイプライターも居た)により、世界の憲法を寄せ集めて1週間で草案を造ったもの。草案の目的は日本が再び米国の脅威とならないことを確実にするためのもの。当時の作成に携わった人のインタビューでは、「まだそんなものを使っていたの?」である。日本人は物づくりには力を発揮するが、絶対者から押しつけられたものに対しては永遠に絶対なのだ。律儀過ぎる。9条教信者では、ひいては国を滅ぼすことになる。著者は日本会議のメンバーであると思われるが、安倍首相在任中に是非とも憲法改正を成し遂げてもらいたいものだ。
『カエルの楽園が地獄と化す日』 百田尚樹、石平対談 飛鳥新社 評価☆☆☆☆☆ ’17年4月17日読了 再投稿
寸評:百田著の「カエルの楽園」は予言の書であると石平、この本の通りに日中関係が進展している。悲しいかな日本のマスコミ(特に朝日新聞、毎日新聞、沖縄2紙)は国民に危機感を持たせないよう懸命。結果、一般人の善良な無知が中国の野望の助けになっている。憲法9条を守ろとしている人たちは客観的に見て中国の国益のために動いている。朝日新聞は日本を辱め貶める中国のスポークスマンであると断定。中国はいづれ尖閣を奪取し、その後は沖縄、そして九州へと進出し、やがて日本は中国に侵略されチベットやモンゴルのようになる。日本を守ろうとすれば戦争になる。戦争はやってはいけないから守ること自体を放棄するか。中国は50年計画で日本を取る戦略だ。個別的、集団的自衛権を早く実行に移せる態勢を整備しなくちゃ。
『愛国論』 田原総一郎、百田尚樹対談 ワニ文庫 評価☆☆☆☆☆ ’17年4月25日読了 再投稿
寸評:「永遠の0」をめぐって、大東亜戦争とはなんだったのか、なぜ自虐史観が蔓延してしまったのか、韓国とどう付き合えばよいか、中国とどう対峙するべきか、朝日新聞は反日なのか、国をあいするとは、以上のテーマについて熱く語る。左翼のイメージの田原と右翼で保守論客のイメージの百田との話が噛み合うのか。非常に面白かった。
『国家戦略からみた靖国問題』 岡崎久彦著 PHP新書 評価☆☆☆☆ ’17年2月10日読了 再投稿
寸評:2000年頃から日本国を辱め貶めている日本国内の反政府左翼勢力である『朝日新聞』の策謀が見事に功を奏し、日韓、日中の歴史問題を蒸し返す。これは三木内閣の頃からおかしくなった。大和民族は和を持って尊しとする民族だから我慢強い。しかし反日に燃える第三国とは距離を置いた方が望ましい。政治と経済を恫喝を交え一緒くたに論ずるような国とはだ。まずは経済面から徐々に撤退していこうではありませんか。そして日本の集団的自衛権は世界的に認められているのだから憲法改正を急ごう。
『大放言』 百田尚樹著 新潮新書 評価☆☆☆☆☆ ’17年1月18日読了 再投稿
寸評:普段私がやり過ごしている事柄も、作家故の鋭い観察力で世の不条理を暴いて行くのは面白い。各章には納得させられる持論が満載。日本国を辱め貶め悪意に満ちた偏向報道を第一義とする左向きの新聞社は言わずと知れているが、話の前後を無視して一文のみをクローズアップして好き放題書くのは何も新聞社に限ったことでは無い。何故公正で真っ当な報道が出来ないのかなあと改めて実感した次第。著者の言動は国会でも大炎上しているが、今やオフレコも無く記者の前では冗談も言えない風潮になっている。新聞の質も記者の質も落ち嘆かわしい限りである。
【10月14日過去の釣行記録】
・2006年粭島入口、17:00~22:30、小潮、釣果=アオリイカ3
・2012年日本精蝋前桟橋、17:30~18:10、大潮、釣果=アオリイカボウズ
・2012年櫛ヶ浜港防波堤、18:35~20:50、大潮、釣果=小サバ19
・2013年第1埠頭西側、06:40~09:40、長潮、釣果=キス5・メイタ2・メゴチ1
【この日の釣り情報】
・2005年第1埠頭南端東側、昼間、中潮、釣果=アオリイカ15
【旧暦8月25日釣行記録】
・2007年10月05日、第2埠頭東側、18:15~19:15、長潮、釣果=アオリイカボウズ
・2010年10月02日、第2埠頭東側、06:00~10:40、長潮、釣果=キス2
・2013年09月29日、大島大原、17:30~19:30、長潮、釣果=太刀魚ボウズ
・2016年09月25日、大島大原、06:00~10:30、長潮、釣果=カレイ1・キス11・イイダコ1・小ダイ多数
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