千一夜第3章第47夜 キス少々

2017-06-17 22:30:59 | サーフ

2017.06.17(土)

喪が明けたSと久しぶりの釣行。

旧暦:5月23日
場所:徳山築港フェリー乗り場南端
時間:04:45~12:40
天候:晴れ
風  :南弱風
月齢:22.3
潮  :小潮 満潮13:49潮位237cm 干潮08:07潮位129cm
狙い目:カレイ・キス
釣り方 :サーフ
餌  :アオムシ・スナムシ・ホンムシ
釣果:20cm木っ端ガレイ1・キス6・小マダイ1
釣友:S=キス9・小マダイ1・ベラ1

ここ築港は今月始めくらいから赤潮が発生し水が相当濁っていたようだ。えふさんの情報からすれば、先週には下松市と周南市の市境にあたる荒神(末武川河口)まで赤潮が来ていたようだ。先週は櫛ヶ浜港(築港と荒神の中間に当たる)にメバルの夜釣りに行ってみたが、完全なボウズでアタリは微塵も無かった。やはり赤潮の影響だったのだろう。そのため今日の釣り場の選択に迷ったが、赤潮発生から半月経過したのでそろそろ良いかなと思ってやって来た。

釣友Sに4時のモーニングコールを頼んだが、4回目くらいのコールでやっと目が覚めた。前日に準備はしていたので、起きて直ぐに釣具店へと向かった。急いで餌などの買い物を済ませ、4時30分頃釣具店を出たが、この時間にはもう朝まず目が始まっている感じだった。予定ではこの時間くらいから竿出しだったのだが・・・。

4時45分にサーフ開始、早朝は涼しくて釣りをするには最適な時間帯である。海水はまだかなり濁っていて、切れ藻の塊も幾つか海面を漂っていた。丁度ラインに掛かる辺りを藻が移動しているので邪魔にはなったが、引き潮でもあり大量の切れ藻が発生する夏場ほどの影響は無かった。

まず5時台に私がキス1尾と小マダイ1尾、Sがキス1尾だった。6時台も私はキス1尾、Sがキス、ベラ各1尾宛てだった。7時になるともう暑くて敵わなかったが、涼しい内にこの釣果だと今日は期待薄である。

7時台に私がキス1尾、20cmの木っ端ガレイ1枚を揚げ、Sは釣果無し。この後、8時台、9時台と私は釣果無し。Sは8時台に小マダイ1枚、9時台にキス1尾だった。1時間に1尾程度の釣果じゃ情けない。この時間帯には私はダレ切っていて竿を手にすることも少なくなっていた。少し置き竿にしていると直ぐにヒトデの餌食となる。今日も大量のヒトデを水揚げした。

10時台になると私もSもキスが2尾ずつ揚がる。この時間帯がキスの時合だったかも知れない。時合でも2人で4尾だから知れている。この頃には少し沖にナブラが幾つか出来ていたが、良く見るとボラの大群だった。ボラの大群が海面を我が物顔で闊歩し始めると釣果は望めない。先日、光市の島田川河口でもナブラが沢山立っていたが、これはイワシの大群だったと思われる。この時には数人の釣り人がルアーや泳がせ釣りで、ハマチ、ブリを狙っていたが、ボラじゃあそういう訳にもいかない。

11時台には、Sはフェリー発着場の所からチョイ投げしてキスの良型(20cm前後)を立て続けに揚げる。本来は進入禁止の区域なので、大っぴらには出来ない。私も捨て竿の積りで1本置いていたのだが、案の定、フェリーの職員からきつく注意される。フェリー発着場からのチョイ投げが続行出来ず、餌も殆ど使い切り、暑いし12時20分頃から納竿準備に入る。納竿時にSはキスを1尾追加する。

普段なら干潮時には手前の海底が見えるほど海水が澄んでいるが、今日は全く海底が見えず終始濁り水だった。これも赤潮の影響に違いない。Sは自分の本拠地の新日鉄波止場に行けば良かったとぼやくが、二桁には届かなかったがキス9尾なら良しとしなければならないだろう。

ここで以前にも同様の内容をアップしているが、再度キスの薀蓄を披露しよう。

キスは『鱚』という字で表す。キスの『キ』は接続語で『ス』は性質が素直で飾り気がなく清楚でおとなしいという意味。この魚にぴったりの言葉。
正式名は『シロギス』で、白身で淡白な味は和洋の各種料理に合う。『アメギス』はオーストラリアからの輸入魚で、肌が『シロギス』よりもあめ色がかっている。『アオギス』もいるが、味は少し青臭くクセがある。シロギスの鮮度の良いものは、象牙色と濃いピンク色の混ざったような側線がはっきりしている。

北海道南部から九州にかけての内湾や岸近くの砂泥地に生息。特に、九州、四国、日本海では30cmの大物が獲れる。味の良い『シロギス』は海のアユと呼ばれる。キスの産卵期は8~9月なので産卵前の初夏が旬となる。特に6月ものは、「絵に書いたものでも食え」と言われるほど美味。キスは死ぬと急速に味が落ちるので新鮮なものがお勧めである。

『シロギス』は脂質が1%と非常に少ない。水分が多いのでうまく水分を抜くことが肝要。刺身の場合は、開いた後で塩水で洗って水分を抜く。天ぷらの場合も、丹念に水分をふき取る方がふわっと美味しく仕上がる。キスってほんとに旨いですね。我が家の子供たちもキスの天ぷらが大好物です。

【6月17日過去の釣行記録】
・2006年笠戸本浦港防波堤、06:50~14:15、小潮、釣果=カレイ14・キス12

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

【旧暦5月23日釣行記録】
・2007年07月07日、櫛ヶ浜港防波堤、20:00~00:20、小潮、釣果=チヌ5・ワタリガニ1
・2010年07月04日、櫛ヶ浜港防波堤、19:40~22:15、小潮、釣果=メバル3

にほんブログ村 釣りブログ 海釣りへ にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 山口情報へ  

http://blog-parts.wmag.net/okitegami/base.php?ser=36906&m=219b56b2lb68fdf326a81

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 千一夜第3章第46夜 アラカルト | トップ | 千一夜第3章第48夜 最近の読書5 »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2017-06-18 05:34:26
冬場の落ちギスならまだ美味しいですよ。
お腹の中に白い脂がいっぱいついてます。
刺身にしたらこれがキスかと思うくらいに美味しいですよ。
返信する
Unknown (lennon)
2017-06-18 10:48:38
そうですね。落ちギスは釣り応えもありますし、食べても美味しいですね。
ただ最近は季節感がずれているなあと感じることも多いです。
「旬」という言葉の感覚に違和感を覚えることがあります。
返信する
Unknown (えふ)
2017-06-19 19:20:45
次の日の日曜日、いつもの魚市場対岸の波止の更に手前
車を留める場所からすぐ近くでやってみました。
さすがに赤潮は消えてましたが、まだ潮は濁ってましたね。
チヌはそろそろ大型は産卵を終えて深場に戻っていくので
小振りばかりでしたが、30cmの真鯛が釣れました。
この場所も数年前と比べると、確実に変わっていきつつあるようですね。
オキアミの餌にキスが1尾だけ釣れました。どうせだめだろうと
虫餌を買わなかったのが悔やまれますが、まあ、真鯛に免じて良しとしましょう。(笑)
返信する
Unknown (lennon)
2017-06-19 23:00:41
今年は特にマダイが多いですね。
嘗て、30cmクラスのマダイなんてここでは釣ったことがありません。
海の環境が変わってきているんですかね。
まあ、これからは暫くキス本命でしょう。
夜のメバル釣りにも行きたいですね。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

サーフ」カテゴリの最新記事