千一夜第3章第263夜 カレイ2枚、まだ釣れる

2021-01-25 21:10:53 | サーフ

2021.1.25(月)

1月18日から無職となった。それでもその後1週間は各種変更手続きや何やで結構忙しかった。昨日、一昨日の土日は天候が悪く釣行は出来なかったが、これからは土日に拘る必要も無くなったといえる。だが他の釣友等がまだ現役で会社勤めをしているので、彼らとの釣行はやはり休日となるだろう。私もやっと完全なOBとなった訳だが、退職前には退職したらあれもやろう、これもやろうと思っていたが、実際に無職になってみると今度は体力、気力が覚束なくなる。先輩OBも最初は釣行も良く付き合っていたが、次第に共に釣行することが少なくなり、近年では全く顔さえ見なくなった人もいる。1週間の内、5日間仕事をするからこそ土日の釣行が楽しみだったが、一年中暇人となるとそうした楽しみも消え失せてしまうのだろう。しかし今は、まるで学生時代に戻った感があり楽しい。

と言うことで、土日に釣行出来なかったので、最早有休も関係なく、誰に気兼ねも無く、月曜日の今日、釣行したのだ。先週、この釣り場で辛うじてカレイが1枚釣れたので今日も試してみたくてやって来た。今朝は早く起き早くに釣り場に着いたが、竿出しは何時もの時間と変わらない。昨日まで雨が降っていたが今朝も曇っていた。朝まずめ頃の6時40分にサーフ開始である。朝方の外気温は3℃で少し寒かったが、風が無かったので体感温度は高かった。

8時40分になって今日初めてのカレイのアタリを車中から見留める。竿先が綺麗にお辞儀したのだ。カレイ独特のアタリである。アタリの後、直ぐに竿を引くと針が外れることがあるので、ここはじっくり餌を吞み込ませてそれから揚げようと5分程度待機した。そして竿を引いてみると間違いなくカレイが付いている感触が手に伝わって来た。今朝は満潮が7時17分だったので下げ潮での釣行だったが、満潮時も何時もよりかなり潮が低かったので素早く揚げる必要がある。一生懸命リールを巻いたが、それでも一度手前の小岩にカレイが引っ掛かった。強引に引き抜いてやっとこさ揚げた。27㎝のマコガレイだったが、2本針を両方とも吞み込んでいた。5分待機していた間にもう一つの餌を食べたか、或いは私が見たのが2度目のアタリだったのかも知れない。しかし針を2本とも呑み込んでくれた方が確実に揚がるのでその方が良い。

今朝は8時45分から左手の桟橋の補修工事をするということで、丁度私の釣り場を挟んで片側通行となった。工事関係者はすみませんねえと言いながらも道路中央へコーンを並べていく。出られる時には言って下さいと言う。片側通行で、私が居る場所が丁度中央付近になり、おまけに道路がカーブしているため信号機が見えないからだ。工事の終了時間を聞いていなかったが、どのみち私が納竿する方が早いだろう。工事のせいで竿3本を手前に移動させたが、これが意外に正解だったかも知れない。

まだ水温が低いせいか、餌取は殆どいない。従ってリールを巻き戻しても最初に付けた餌がそのまま残っていることが多かった。何時もより少な目に買った餌だが、それでも余りそうだった。9時10分、今度は工事の邪魔になりそうで移動して遠投した竿に来た。アタリは見なかったがリールを巻くと重い。途中でカレイが翻る感触が掌に伝わり、2枚目が来たかなという感じだった。今日は海水が澄んでいて20m先まで海底が見渡せる。砂地で綺麗な海岸である。リールを巻き戻して漸くカレイの姿が見えた時、巻き戻すのを止めて暫くカレイの動きを見ていた。最初のカレイと同サイズだったが、上から見ると随分小さく見える。身体をくねらせて海底へと沈んで行くが、ラインを緩めた時に針が外れることが多いので、出来るだけラインを張った。余り遊ぶと碌なことは無いのでその後一気に引き揚げた。2枚目は26㎝だった。

11時過ぎまで粘ったが、その後は全くアタリも無く餌取さえ釣れない。北風も強くなり、それに交通整理の人や工事関係者も度々見に来るので11時20分に納竿した。但し餌は随分余っている。そのまま帰ろうと思ったが、ちょっと下松第2埠頭へ寄ってみようと思い立つ。途中、コンビニで昼食を購入して車中で食す。第2埠頭南端東側に出てみると、釣り人が2人居た。一人はかなり年配の人で浮き釣りでサヨリを釣っていた。今の時季のサヨリは群れではなく表層よりちょっと下の1尋半程度の所に単独で居るとのことで、釣れればサイズもかなり大きい。丁度私が釣り場に着いた時に、その老人が良型のサヨリを揚げたところだった。もう一人は30mくらい離れた所で投げ釣りをしていたが見に行かなかった。ここで4本の竿を出す。

12時20分から14時30分まで竿を出したが、釣れるのはヒトデや海底植物ばかり。竿を出して間もない頃、随分重いなあと思って揚げると巨大ナマコだった。ここは低層の潮流が速いので、左方向に投げ入れた仕掛けも直ぐに右側に流される。ここでは左に流されるよりも右側に流される方が良く釣れるそうである。仕掛けが流される途中で針がナマコに掛ったのだろうが、久し振りに見る大物だった。青ナマコなので食すには問題ないが、捨てようかどうしようか迷っている内に、隣の浮き釣りの老人が捨てるのなら下さいと言われるので差し上げた。結局ここでは何も釣れなかったが、天気晴朗で久し振りに日向ぼっこをした。人が仕事をしている時にのんびりと竿を出すのも良いもんである。

旧暦:12月13日
場所:日立製作所南方岸壁、第2埠頭南端東側
時間:06:40~11:20、12:30~14:30
天候:曇りのち晴れ
外気温:7時3℃
風 :弱風のち北風
月齢:11.9
潮   :中潮 満潮07:17潮位244cm 干潮13:10潮位138cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:27、26cmカレイ2・大ナマコ1

【1月25日過去の釣行記録】
・1997年笠戸島周辺、08:30~16:00、大潮、船釣り、釣果=メバル10
・2009年粭島小瀬戸、17:30~19:25、大潮、釣果=ボウズ
・2009年大島大原、19:40~20:40、大潮、釣果=メバル8
・2020年徳山築港、06:40~11:50、大潮、釣果=カレイ5

【この日の釣り情報】
・2007年中電西側岸壁、10:45~12:30、小潮、釣果=28、25cmカレイ2・25cmアイナメ1
・2007年櫛ヶ浜港防波堤、20:00~21:30、小潮、釣果=18cmメバル3・27cmムラソイ1

【旧暦12月13日釣行記録】
・2005年01月22日、新日鉄波止、11:00~15:30、中潮、釣果=ボウズ
・2005年01月22日、島田川河口、昼間、中潮、釣果=スズキ釣り盛ん
・2005年01月22日、第1埠頭南端西側、昼間、中潮、釣果=イイダコ10・キス5・アイナメ1
・2014年01月13日、徳山築港、07:00~12:00、中潮、釣果=キス2・アイナメ3・ハゼ3・キビレ1

 

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