ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

クリストフ クリストフ 

2005年06月08日 | フランスこぼれ話
”クリストフ!”と呼ぶと
何?と こちらから
あっちでも 何だ? と

”パトリック”と呼ぶと
何?と こちらから
あっちでも 何だ? と

”フランソワーズ”と呼ぶと
何?と こちらから
あっちでも 何あに? と

”ヴェロニック”と呼ぶと
何?と こちらから
あっちでも 何あに? と
どこのレストランで働いても
同じ名前のフランス人がいて

あだなや年上のとか年下のとかつけて
名前を言う事がよくありました

ある日カフェでお茶している時に同じレストランで働くギャルソンが
″マサ パトリックとカトリーヌどこに居るか知らない?”と

私:どっちのパトリック?
ギャルソン:だからカトリーヌと付き合っているパトリックだよー と

ギャルソン:だから・・・・・ 

気が付いたギャルソンは

”だから背の高いほうの”と言いました。

じつは 二人のパトリックは
それぞれ同じ名前の違うカトリーヌと付き合っていたのです。





イチゴのコンポート&コンフィチュール

2005年06月08日 | メニュー紹介
自家菜園で収穫したイチゴを使って
コンフィチュール(二種類)と
コンポートを作りました。

コンフィチュールは英語でジャムの事
普通はお鍋でお砂糖と共に煮込んで作りますが
私の作り方はちょっと一手間かけてあります

まず イチゴに分量のお砂糖をまぶして
一日冷蔵庫の中で寝かせます

一日寝かすといちごから水分が出てきます
これをバットに移して低温のオーブンでゆっくり
火を入れ イチゴと煮汁とに分け
煮汁だけを煮詰めてゆきます

仕上げに分けておいたイチゴを加え
ビンに詰めて蓋をして
湯煎で煮沸して出来上がります

お鍋で煮たものより色、味、形、香りが違い
美味しく召し上がれます。

コンポートはイチゴのシロップ煮で
ゆるゆるタイプ フルーツやヨーグルト
白カビタイプのチーズなどに

 一人のお客様は 
ワイングラスにコンポートのシロップを少し入れ
キンキンに冷えたシャンパンを注いで
おしゃれな アペリティフして 至福のひと時を
過ごされました!

コンフィチュールのもう一種類は赤ワインを入れ
「大人の味」に仕上げましたボルドー色で
こくのある味は黒胡椒がアクセントにあると
お肉に良く合うと思います
特に鴨の胸肉の皮目を焼き脂を良く落として
コンフィチュールを塗って
挽きたての黒胡椒を上にふったら

きっと美味しく召し上がれるのではないかと思います!

コンフィチュール キュイ スペシャル 140g ¥330

コンフィチュール オー ヴァン ルージュ 150g ¥350

コンポート ド フレーズ       130g  ¥300

ロゼワインには氷を入れて

2005年06月08日 | レ・アールについて
南フランス コートダジュールにある
超高級リゾート地サントロペ 

メルセデスv12やBM7シリーズが
日本のサニーやカローラの様感じてしまう程

ベントレー、フェラーリ、ランボルギィー二、
ロールスロイスなどがここかしこで見られる程
お金持ちが集まる場所

カンヌやニースはだれでもすぐに行ける
高級リゾート

サントロペまでは車でかなり行かなければ
着けない不便な場所にあるので
本当のリッチな人しかいません


そこで出会った氷の入ったロゼワイン
ワインに氷は邪道と思っていた私 
どのテーブルの
ロゼワインにも氷が入ってグラスの周りが冷えて
曇りガラスの様になり所々水玉になってしたたり落ちた部分が
透けて薄ピンクの薔薇色のワインが
スーッと
暑いサントロペに涼しさをもたらしてくれました。

今年 暑い日には
コートド プロヴァンスを買って
グラスに氷を入れて冷やしたロゼワインで
のどを潤してはいかがでしょう

ちょっと南仏の風が吹くかもしれません。