ビストロ レアール

石川県小松市にある「ビストロ レアール」のシェフがつづるあんなことこんなこと

感謝の気持ち

2005年06月25日 | シェフのコラム
数年前 義理の父と兄の手伝いで
田植えと稲刈りを経験させてもらい
「こんなにお米作りが大変なのかー」と
感じました。
時々 ご飯がお茶碗に何粒かくっついているのを見ると
一粒一粒に ありがとねぇ と 思っていただきます。

先日 私の息子達の通う蓮代寺小学校では
超エコな校長先生が
生徒達の為に(自分の為?)

合鴨農法で稲作を行っているのですが
昨年の雛だった合鴨は
大きくなった体では
田んぼの中には入れないので
普通1年で〆て食用になってしまうのです。

「シェフ合鴨もらってくれんかねぇ」と校長先生

私:じゃあ〆ておいてクダサイ!

校長先生:いやーそれわー  それがでけぇんから
     お願いしようかと思ってたんじゃ
〔そうか学校で〆たらちょっと問題だもんなぁー〕と私も納得

帰ってから そうかぁー私が〆るしかないのか と 
そりゃフランスでは頭付きの鶏をさばいていたけれど
生きてはいなかったので、、、
いろいろ考えて
袋を頭にかぶせてカナズチでコツンと、、、、
一気に包丁で首を、、、、、
足をしばって、、、、

まあなんとかなるや

数日後 奉仕作業の時
校長先生に
私:カモの事なんですけれど
校長先生:あぁ あれなら10羽程いたのが自然界の
     獣に食われてもう3羽しかいなくなったのでいいわ

と ハぁー せっかく気合入れたのに
しかし 本当に〆る事を思うと
今扱っている食材に感謝しなければとつくずく感じました。

小学生達が
毎日手塩にかけていてくれたので丸々太って
きっと美味しいフォアグラに成っていたに違いないと思うと


ちょっと残念!




主婦はシェフ?

2005年06月25日 | レ・アール総菜活用術
フランス料理のビストロメニューの定番に
Avocat au cruvettes sauce mayonnaise
アヴォガドのマヨネーズで和えた小エビのせ と言う
料理があるのですが
以前 お客様が
[アヴォガドの美味しい食べ方なあい?]
と おっしゃられて
私が ンーと考えていると
横から 妻が 
”あのー ”小海老とポテトのタルタルサラダ”と一緒にすると美味しいしヘルシーですよ
 それにあまり皆さんがアヴォガドをお買い求めにならないから
 イー感じのアヴォガドがいつもあるんですよね!それに 安いし量も増えるし”

シェフ:アッ そ そ そうそう おいしいんですよー

{シェフの内心}
ムムッ おぬし小海老のマヨネーズあえなら誰でも考える事
それお 小海老とポテトを贅沢にもタルタルソースで和えたサラダと
合わせるとは あんた 主婦する前 星付きレストランでシェフしてたぁー?

ちなみにアヴォガド1個に対して小海老とポテトのタルタルサラダ100グラムが
いい感じになります
ためしに 作ってみました!

キャーいい感じ おいしそーでしょー!
それにこのボリューム
私がシュフだったら絶対作ります。


玄関マット

2005年06月25日 | レ・アールについて
フランスのどこの家庭やお店の入り口に敷かれているマット
靴底の汚れを落としてから
中に入るのですが

私のフランス人の友人達の家では
来た友達たちはみな
家の中に入ったら
靴をぬいで入っていました。

これもその家のひとの
掃除の大変さを気使っての事でしょう

中にはスリッパのある家もありました
ショソンというのですが
ブーランジュリーに行くと
ショソンポムと言う林檎の甘煮が入ったパイがあるのですが
ちょうどスリッパの様な形をしています。

私のお店の玄関マットも夏らしく
模様替え!
こんにちわ!マルセイユ
いい感じでしょ
靴底の汚れも良く取れます
一度試して見てください。


友人が出演!グランブルー

2005年06月25日 | フランスこぼれ話
言わずと知れたシネマ 「グランブルー」
酸素ボンベを使わずに
素もぐりで 潜水深度を競う競技での
男達の熱い戦いを描いた作品!

3時間という長い映画ですが
フランス人も大好きでサントロペにいた時には
キュイジニエ達の寮に行くと誰か彼かがビデオを見ていました。

その映画の中のワンシーンで日本人のダイバーが
挑戦するところで
ダイバーの周りで応援する日本人達がいるのですが
画面の左側 めがねを掛けている 彼

彼はこのエキストラに出演して
ギャラの他に1週間のギリシャ旅行が付いていたそうです。

彼は現在 パリ オペラ座近くにある
”おぐら”という日本料理のお店を経営しています、
もし パリに行かれる事のある方は
よろしくお伝えください。

実は私もパリのテレビドラマのエキストラをしたことがあるんです
セーヌ河に浮かぶ”将軍”という船上レストランで

ギャラは500フラン昼食と11月第3木曜日以降だったので
ボジョレーヌーヴォー付き!
フランスの田舎で1ヶ月働いて2千フランだったので
チョーラッキーでした!