YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

タペットカバーのオイル漏れ

2012年10月12日 | YBR125整備

随分前にタペットクリアランスの確認のために開けたタペットカバーのうち、前側
からオイルがにじみ出してきた。
原因はOリングの劣化だと言う事は分ってるんだけど、もう1つの原因は
新品に交換せずに再利用した事だ。
予測できてることなので慌てることはない。


実は開けた後に近所のバイク用品屋で流用できそうな物を入手して買い置きしてた
ので、さっそく部品箱から探し出して使ってみよう。
部品番号 93210-44383 を検索したらひっかかる車種がタイヤマハのバイクな
ので、いったいなんで店にあったのか謎だ。
もしかしたら国産でよく出回ってる車種でも使っているのだろうか?

タペットカバーは対辺24mm用のメガネレンチで回せる。


取り替えてみるとピッタリの大きさだった。
古いOリングはつぶれて断面が四角くなっており、柔軟性も失われて固くなっている。
シリンターヘッドの熱による劣化は避けられないのが分り、分解時は新品交換を推奨
されている理由がよく分かる

新品に交換して締めこむ時、Oリングのつぶれの感触を手に感じ取りながら締めて、
タペットカバーがコツンと着座した時点で締め込み完了
ここでさらに増し締めするとカバーが割れる事例が他社・他車種でも多いので気を
つけよう。
気密を確保するのはOリングであって、タペットカバーのネジ部じゃないのを
理解して作業すればいいわけだ。

純正のOリングの型番を調べるとちょっと不可解な事がわかった。

93210-44889(無印YBRとかXTZ125、TTR125など)
93210-44812(KG)

なぜか同一エンジンで物理的な寸法が同じなのに部品番号が違う。
ヤマハの部品番号の管理や割り当てには謎が多く、某社のように車種や国別間でも
共通にしているのと違って厄介だけど、部品番号検索がネットでできるメリットもあるの
で不便を相殺する感じかな。
とりあえず日本国内で気軽に入手できる型番が分っただけで上出来な収穫だった。

交換後、漏れはピタリと止まってほっとしている。
TTRやXTZは日本国内で正規輸入販売されてる車種なので、93210-44889を注
文すれば間違いないだろう。