YBRの時にステム(ハンドルが付いている首の部分)の整備を
していたわけだが、新車購入のYB125SPは特に気にせずそのまま
運用してた。
実は先週、時間を作ってステムベアリングの締め具合の調整
を行ったら、大変具合が良くなったので公開するよ。
大まかな手順は以下の通り。
ステムの構造を理解していたり、分解整備の経験があれば
簡単な作業だろう。
画像はYBRの時の物を流用しているけどYBも同じ。
ベアリングを押す力加減を少し緩める作業。
YBRの時はフォーク等まで外してフリーの状態にして3/4回転も
緩めてやっとゴリゴリした感触が無くなった経験があるけれど、
今回はベアリング確認や再グリスアップでは無いから、色々外す
事はしないで少しだけ緩めて様子見してみた。
結果、嘘のようにハンドル操作で曲がりやすくなり、ヒラヒラと
車体を倒し込めるように改善された。
まるで20kgくらい車重が軽くなったかと錯覚するくらい。
特にセルフステアリング時やとっさの切り返しに差が出た。
1/4回転程度なら押しつけ不足にならない感触だったので、
このまま運用して行くことにしたよ。
ただし、例えば中古車など整備の前歴が分からずメーカー生
産時のステム調整なのか否か分からない時や、既にステム
ベアリングが摩耗してて要交換な状態では効果を保証できない。
実行したい時は調整して様子見する事をお勧めします。
もしもブレーキング時にカタっとハンドルに軽い衝撃が感じら
れるようであれば緩めすぎなので、少し締めこみ側へ再調整
してあげてください。
YBR/YB特有のちょっと固めなステム調整をやり直す裏技でした。